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「青に候」志水 辰夫

2010/12/20公開 更新
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青に候 (新潮文庫)


【私の評価】★★★☆☆(74点)


要約と感想レビュー

 脱藩した主人公を中心に、藩内の政治と女が絡んでくる。時代劇ドラマでしょう。


 テレビを見ているような感覚で楽しめました。志水さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・あらたな役職をいただいたり、昇進させていただいたりした場合、係わりのある人すべてに、何らかのお礼をすることは侍社会の通例になっていた。(p115)


・人間にはできる辛抱と、できない辛抱があります。貧乏を辛抱するのがいちばんつらいんです。こればっかりはやってみないとわかりません。(p282)


青に候 (新潮文庫)
志水 辰夫
新潮社
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【私の評価】★★★☆☆(74点)


著者経歴

 志水辰夫(しみず たつお)・・・1936(昭和11)年、高知県生れ。1981年、『飢えて狼』でデビュー。巧みなプロットと濃密な文体で、熱烈なファンを獲得する。'86年『背いて故郷』で日本推理作家協会賞を受賞。1991(平成3)年『行きずりの街』で、日本冒険小説協会大賞を受賞する。さらに、2001年『きのうの空』で、柴田錬三郎賞を受賞


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