ダイヤモンド社
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【私の評価】★★★☆☆(78点)
■産業再生機構で41社を支援した
冨山さんの一冊です。
産業再生機構といえば、私が印象に残っているのは
ダイエー、カネボウ、ミサワ、大京などでしょうか。
・その会社が何のためにあるのか、
が忘れられたとき、悲劇は起こる(p167)
■冨山さんの産業再生での現場での印象は、
企業は社長がすべてである、
ということです。
産業再生機構に回されてくる会社ですから、
非常に問題のある会社なのですが、
そのトップが言い訳をする、保身に走る。
どうしてこんな人がトップになれるのか、
逆にこんな人がトップになれる企業風土であった
ということなのでしょう。
・経営陣の選抜は、まさに戦う司令官を選ぶということである。
・・・勝たなければならないのだ。司令官は、恐るべき責任を
持つことになる。決しておめでたい話などではないのだ。(p130)
■「真剣勝負で負けを経験した人をトップに任命せよ」
という言葉に感じ入りました。
やはり、企業は人。
トップ人事こそ企業の命運を決めるのでしょう。
冨山さん、良い本をありがとうございました。
━━━━━━━━━━━
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・スタッフ部門の「忙しくて手が足りない」・・・という話は
だいたい、話半分に聞いておいて大丈夫である。そのような
状況下ではスタッフ部門の人員・・・は思い切って減らしたほうが
業務遂行能力も意思決定のスピードと的確性も向上する(p17)
・PDCAを回すというのは一見簡単に見えるかもしれないが、
人間の本性と違うものを要求されているのだ。基本的に
人間は弱いもので、見たい現実しか見たくない生き物なのである。
・・・計画がうまくいっているかなど、冷徹に見るのは、とても
辛い作業である。(p50)
・日本人は挑戦しない、新しいことをやりたがらないと
よくいわれるが、これは日本人に問題があるのでも、
個々の社員に問題があるのではない。挑戦すれば
報われるインセンティブが、日本企業社会には
なかったということなのである(p73)
・日本は、ルールがあまりに未整備である。
典型的なのが、有価証券報告書等の虚偽記載に関してだ。
なぜ、これほど罰則が軽いのか。(p153)
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