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「きよしこ」重松 清

2010/07/27公開 更新
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きよしこ (新潮文庫)


【私の評価】★★★★☆(82点)


■著者の少年時代を綴った一冊です。


 著者は、「だ、だ、だ、だ、だいじょうぶ」
 といった「どもり」(吃音)がありました。


 ですから、あまり口を開かないし、
 どもる「カ」行と「タ」行の音が頭につく言葉は
 使わないように言い換えていたといいます。


■「どもり」があり、親の仕事の関係で
 転校ばかりしているので、
 友だちからいじめられることもあります。


 喧嘩もするし、
 一人さびしく遊ぶこともあるし、
 友人ができることもある。


■そうした少年時代のこころの動きが、
 なつかしさと共に感動を呼ぶのでしょうか。


 子ども時代の自分を思い出しました。
 重松さん、良い本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・誰かになにかを伝えたいときは、
 そのひとに抱きついてから話せはいいんだ。
 抱きつくのが恥ずかしかったら、
 手をつなぐだけでもいいから。(p37)


・父親が単身赴任するというのも、
 けっきょく変わらなかった。
 今度異動の話があったら、四人家族はほとんど
 ばらばらになってしまう。(p243)


きよしこ (新潮文庫)
重松 清
新潮社
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【私の評価】★★★★☆(82点)


■著者経歴・・・重松 清(しげまつ きよし)

 1963年生まれ。角川書店の編集者を経て、フリーライターとなる。


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