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「海の都の物語〈1〉―ヴェネツィア共和国の一千年」塩野 七生

2010/05/11公開 更新
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海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年 1 (新潮文庫)


【私の評価】★★★☆☆(78点)


要約と感想レビュー

 いずれヴェネツィアを訪れようと思っていましたので、予習用としてこの本を手にしました。現在は観光都市のヴェネツィアですが、その千年を超える歴史は、外交と貿易、そして戦争の歴史でした。


 ヴェネツィアの戦略は、海に高速道路を作るというもの。そしてその航路を用いて、他国と自由に貿易することにより富を生んでいったのです。そのためには、戦争もするし、海賊を攻撃したりもする。その方法には、こだわらなかったようです。


・ヴェネツィア人も、道徳家の殻をかぶったほうが有利と判断した場合以外は、一度もモラリストであろうとしたことはなかった民族であった。(p235)


 ヴェネツィアが協力した十字軍がコンスタンティノープル(イスタンブール)を攻略します。イスタンブールにも行きたくなってきました。次が読みたくなって、残り5巻を発注しました。塩野さん、よい本をありがとうございます。


この本で私が共感した名言

・大義名分が有効なのは、行動するうえで、精神的拠りどころを必要とするからではない。行動の真の目的を巧妙にカモフラージュし、少しでも疑わしい事実があったらただちに介入しようと狙っている周辺の強国の抗議の口を、あらかじめ封ずるのに役立つからである(p89)


・法王は、この十字軍に一年間従軍した者には、いかなる罪も免罪にするという布告を、説教僧を通じてヨーロッパ中に広めた(p149)


・キリスト教によって、奴隷制は完全に廃止されたわけではない。キリスト教徒を奴隷として売り買いすることは禁じられてはいたが・・・いまだにキリスト教化されていない人の場合は、認められていた(p104)


▼引用は、この本からです。


【私の評価】★★★☆☆(78点)



「海の都の物語〈1〉ヴェネツィア共和国の一千年」
海の都の物語〈2〉ヴェネツィア共和国の一千年
「海の都の物語〈3〉ヴェネツィア共和国の一千年」(未録)
海の都の物語〈4〉ヴェネツィア共和国の一千年
海の都の物語〈5〉ヴェネツィア共和国の一千年
海の都の物語〈6〉ヴェネツィア共和国の一千年


著者経歴

 塩野 七生(しおの ななみ)・・・1937年生まれ。大学卒業後、イタリア遊学。1968年に執筆を開始。1970年からイタリア在住。著書多数。


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