【私の評価】★★★☆☆(77点)
■私は安藤忠雄という人を知りませんでしたが、
一時流行ったコンクリート打ちっぱなしの
家や建物が得意な人です。
独学で建築家となり、インテリアから住宅、
公共事業と範囲を広めていきました。
■事務所のスタイルは、
スタッフ一人が一つの案件を担当し、
それを安藤さんが指導していくという形です。
非常に厳しく指導されているのが
わかります。
これを"しつけ"というのでしょうか。
・不注意なミスや、考え抜くという姿勢を放棄したような
怠慢さが見受けられたり、現場との関係やクライアントとの
関係づくりにずさんなところがあったりでもしたら、
容赦なく怒鳴りつけてきた。(p15)
■その根本にあるのは、
建物を設計することについての責任感です。
ある程度自由に設計させてもらうけれども、
それは自分の家であるくらいの思い入れをもって
設計をするし、しなければならないということです。
・他人の資金で、その人にとって一生に一回きりかもしれない
建物をつくるのだから、それなりの覚悟と責任が
必要なのである。(p19)
■安藤さんは、苦難と失敗の連続であったと
回想されています。
それでも、それに立ち向かい、
いくつかクリアしていくうちに
業界の有名人となっていったのでしょう。
安藤さんの生きざまに、
この人は建物の設計が好きなんだなと
感じました。
安藤さん、よい本をありがとうございます。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・つくった建物は自分のものだというくらいに思い入れが強かった分、
つくった後のメンテナンスには責任を持った。
休みの日などを使って、スタッフ全員を引き連れて一軒一軒見て回り、
不具合を見つければ、すぐに対応を考える。(p238)
・学校教育には全く無頓着な祖母ではあったが、
日常の、いわゆる"しつけ"については、極端に厳しかった。
「約束を守れ、時間を守れ、うそをつくな、言い訳をするな」(p33)
・木工所の親方は「木にも性格があり、
いい方向に伸ばしてやらなければならない」
と言いながら、十年一日のごとく木を削っていた。(p35)
新潮社
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安藤さんのパワーに圧巻
職業人として、自分たちは社会に対して何が出来るのかを考えさせられる
すごい人はすごい、そう考えさせられる「建築家 安藤忠雄」
流石でございます。
強かなたくましさ【私の評価】★★★☆☆(77点)
■著者紹介・・・安藤 忠雄(あんどう ただお)
1941年生まれ。建築家。
独学で建築を学び、1969年に建築研究所を設立。
イェール大、コロンビア大、ハーバード大客員教授。
1997年東京大学教授、2003年名誉教授。
■関連書評■
a. 「高学歴大工集団」秋元 久雄
【私の評価】★★★★☆
b. 「千年、働いてきました」野村 進
【私の評価】★★★★☆
c. 「プロは逆境でこそ笑う」西田 文郎、喜多川 泰 他
【私の評価】★★★★☆
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