「望郷の道(上)」北方 謙三

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望郷の道〈上〉
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北方 謙三
幻冬舎
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【私の評価】★★★★★(93点)


■久しぶりに小説で
 涙した一冊となりました。


 北方謙三さんははずれが
 ないですね。


■明治の時代、船頭の男 正太は、
 賭場の女将と出会い
 婿養子として賭場の世界に入ります。


 持って生まれた商才から
 賭場を大きくしていく正太に
 充実した毎日が続いていきます。


 しかし、正太の成功を
 面白く思わない人間が
 陰謀を準備していたのです。


 それに対し正太は・・・・。


・改良すべき点を、正太は帳面に書きこんでいき、
 それはかなりの項目にのぼってきた。
 いきなり、すべてを改めることはできないだろう。
 ここをこう改める、と若い衆に言う必要もない。
 働きやすい環境を、徐々に作っていけばいいのである。(p59)


■2時間で読み切り、
 速攻で下巻を購入しました。


 本の評価としては★5つとしますが、
 また寝不足になりそうです。


 北方さん、よい本をありがとうございます。


━━━━━━━━━━━

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


夢ば、夢としか考えられん人間ば、
 俺は認めようとは思わんとです
(p262)


やりたいことなど、見つけるのではなく、
 むこうからやってくる

 そういうものなのだろうと、いまは思う。(p63)


・帳簿をつけていると、肉がどんなふうに流れているかわかり、
 それによって人の状態も見えてくるはずだった。
 まず、台北の人の状態を知りたかった。(p240)


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おすすめ度の平均: 5.0
5 とにかく泣ける
5 格好いい話。一気に読めました。
4 That's entertainment!!
5 かっこよすぎる男と女
5 読んでください

【私の評価】★★★★★(93点)

■著者紹介・・・北方 謙三(きたかた けんぞう)

 1947年生まれ。
 1981年「弔鐘はるかなり」でデビュー。
 1983年「眠りなき夜」吉川英治文学新人賞。
 1985年「渇きの街」日本推理作家協会賞
 1991年「破軍の星」柴田錬三郎賞
 2004年「楊家将」吉川英治文学賞
 2006年「水滸伝」司馬遼太郎賞


━━━━━━━━━━━


■関連書評■

a. 「楊家将(上)」北方 謙三
【私の評価】★★★★★

b. 「五郎治殿御始末」浅田 次郎
【私の評価】★★★★★


c. 「福沢 諭吉 国を支えて国を頼らず」北 康利
【私の評価】★★★☆☆


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