「野村ノート」野村 克也

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野村ノート (小学館文庫)

【私の評価】★★★★★(92点)


■楽天をここまで引っ張り上げた野村監督は、
 やはり、ただのボヤキおやじではありませんでした。


 「根拠をもって野球をしろ
 そうした考えが、一本通っている一冊でした。


・私は次の3つのポイントをもとに実践指導をしている。
 「ツボ」「コツ」「注意点」。・・・「ここを見ておけ」
 というツボや技術面のコツ、そして「これだけは注意しろ」
 という注意点を伝えておく(p185)


■野球といえば、ボールを投げて打つだけの
 スポーツに見えますが、野村監督は、
 投手と打者の勝負であると考えています。


 つまり、勝負だからこそ
 相手の性格から今の心理を分析し、
 技術的長所、欠点を考慮して
 投げる球を決めるということです。


 打者によって攻め方を変えないようであれば、
 それは単に球を投げているだけであり、
 野球ではないというのです。


・私はスコアラーに、「何球まで牽制球が続くのか、
 投手別にデータを取ってほしい」と命じた。
 「Aという投手は1球しかこない」「Bは2球まで」(p22)


■野村監督も最初から優れた監督では
 なかったようです。


 引退後もシニアリトルリーグで
 子供たちを教え、その中で教える技術を
 試行錯誤していったのです。


 常に考え、進歩しようとする
 野村さんの考えが伝わってくるようでした。


・「30歳を過ぎたら、ぼちぼち引退後に備えろ。
 自分が管理職ならこんなふうに指導するけどなぁ
 という目で過ごせ」と話した。(p38)


■野球だけでなく、指導的立場で仕事をする人に
 非常に示唆に富む一冊ではないでしょうか。


 野球を見る目も変わると思います。
 本の評価としては文句なく★5つとしました。


 野村監督、よい本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・仕事をするうえで必要なこととして3つの能力が必要とされる。
 「問題分析能力」「人間関係能力」、そして最後のひとつが
 「未来創造能力」である。(p124)


・自分の思うようにしたい。ところが現実はなかなか思うように
 ならない。そこに理想と現実のギャップが出てくるわけだが、
 だからこそ努力が必要である
。自分の思うようにするために
 努力していく。その先にあるのが理想であり、夢であり、
 希望であり、願望である。(p168)


・この選手を力いっぱい育ててやりたい、立派な人間に
 してやりたいと思ったとき、何も褒めたり優しく接することだけが
 愛情ではないということだ。直言をしてやったり、厳しく接したり、
 叱ったりということも立派な愛情である
(p201)


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野村 克也
小学館
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【私の評価】★★★★★(92点)


■著者紹介・・・野村 克也(のむら かつや)

 1935年生まれ。
 1954年南海ホークス入団。
 1970年より選手兼監督。
 1978年ロッテに移籍。
 1980年引退、解説者となる。
 1990年ヤクルトスワローズ監督。
 1998年阪神タイガース監督。
 2002年シダックス監督
 2006年楽天イーグルス監督


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