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「死ぬまで幸福でいるための12ヵ条」吉武 輝子

2009/12/26公開 更新
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死ぬまで幸福でいるための12ヵ条


【私の評価】★★★☆☆(72点)


要約と感想レビュー

 人はだれでも年をとりますので、今日は若々しいお年寄り?の吉武さんのお話に耳をすましてみましょう。


 まず、どう生きるかといえば、将来を心配してもしょうがない。どうせ死ぬのだから、どうでも良いのではなく、今を大切に生きることが大切であるということのようです。


・今度今度と簡単に言うけど、人間って自分の死に時さえ分かっていない。だから・・・『思い立ったが吉日』って即実行しなくちゃ(p26)


 年をとると頑固になると言われますが、本来の姿が見えてくるのが高齢期という分析に思わず納得。年をとったからダメなのではなく、自分らしさを活かせるのが老後なのです。自分の本質とそれまでの鍛錬の結果が、そのまま出てくるのかもしれませんね。


もともとの性格が出てくるのが高齢期(p57)


 読みやすい。ちょっと涙。勇気が出る一冊ということで、★3つとしました。吉武さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・たくさんの患者さんの死を見送っていると、よりよく生きても、必ずよりよく死ねるものではない。だからよりよく死ぬことを考えて生きるよりも、生きている間は楽しんで生きることを考えなくちゃいけない(p15)


・みな生々しい感情と気迫と行動力を持って生きてきた。だから後輩が後ろからすごい勢いでダッシュをかけて追い抜いていくその後ろ姿に、「がんばって」とエールを送れるんですよね。十分に生ききったという自信があるから。(p63)


嫌いな人と付き合わないという最高の贅沢(p65)


・ほめてほめて自分の頭「いい子、いい子」って撫で回すんです。・・・これって自己肯定ってことですが、面白いんですよ、自分が肯定できると他人の存在も肯定できるんですよね(p191)


▼引用は、この本からです。
死ぬまで幸福でいるための12ヵ条
吉武 輝子
講談社
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【私の評価】★★★☆☆(72点)



著者経歴

 吉武 輝子(よしたけ てるこ)・・・1931年生まれ。大学卒業後、東映に入社。女性初宣伝プロデューサー。著書多数。


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