「お金持ちにはなぜ、お金が集まるのか」鳥居 祐一

【私の評価】★☆☆☆☆（56点）

要約と感想レビュー

　著者がFX商材を売っている時点であまり参考にならないと思いましたが、お金についての学びは良いところがありましたので、ご紹介します。

　やはりお金の使い方には２種類あるようです。それは、消費と投資です。消費はただ減るだけですが、投資は将来に返ってくる可能性があるので、できれば投資をするようにしたいということです。つまり、自分を成長させることに、お金を使うのです。

・１人と会うことに使う
　２学ぶことに使う
　３健康に使う（p60）

　お金持ちになるには、お金持ちになる考え方の人間にならなくてはなりません。そして、自分がどういう人間であるかは、付き合っている人を見てみればわかってしまうようです。だとすれば、自分が尊敬できる人、自分の目指すべき人、安心できる人と付き合うのがよいのでしょう。

　なりたい自分像があって、今、自分が付き合っている人と比較してみればよいのでしょう。もし、自分の理想像と違うのであれば、付き合う人を変えなくてはなりません。付き合う人を変えることで、自分の考え方を変えるのです。

・私がメンターから教えられた人付き合いに関すること・・・「お金のない人とは付き合うな！」（p144）

　ただし、FXで儲けようという時点で間違っていると思います。FXは為替取引ですので、為替リスクをヘッジするのであれば　合理的な理由となります。または、なくなっても良いお金を証拠金として差し出して、リスクを減らしたい人を助けたいという確固たる意志があるのであればやってもよいのかもしれません。

　
　お金持ちになるのも良いのですが、FX取引を普通の人に勧めることだけは、やめていただきたいと思います。いわんやそれでお金儲けをしようなどとは問題外ではないでしょうか。

この本で私が共感した名言

・４つ星ホテルの最高の部屋よりも、５つ星ホテルの普通の部屋を（p108）

・「こうなりたくない」自分も明確にしておく（p133）

・「貯蓄十両」「商売百両」「見切り千両」・・・「無欲万両」・・・「奉仕億両」（p190）　

▼引用は、この本からです。

【私の評価】★☆☆☆☆（56点）

目次

第１章　お金が集まってくる人はみな、「お金の使い方」が上手だった
第２章　「見えるモノ」ばかりにお金を使う人、「見えない価値」にお金をかけられる人
第３章　「空間」「時間」にお金を惜しむ人に成功者はいない。なぜか！
第４章　「いい人」をどんどん引き寄せる黄金人脈の作り方
第５章　「志事」と「失敗」の繰り返しが、あなただけの"成幸"を実らせる
終章　心豊かな大富豪「ジム・ローン」から、直接聞いたこと

著者経歴

　鳥居 祐一（とりい　ゆういち）・・・1961年生まれ。1985年、青山学院大学経済学部卒業。大手メーカーに入社。その後、カリフォルニア大学アーバイン校に留学。帰国後、大手金融機関に転職。1994年独立。現在、会員制のメンタープログラムを運営。

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