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「風に吹かれて」五木寛之

2009/08/15公開 更新
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風に吹かれて (角川文庫―五木寛之自選文庫 エッセイシリーズ)

【私の評価】★★☆☆☆(60点)


■五木寛之氏のエッセーです。


 ロングセラーということで、
 手にとってみましたが、
 素直な表現が印象的でした。


 「こんな私だけど、どう?」
 と言われているような感覚です。


■それが良いのか悪いのか
 私には分かりませんでした。

─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・「朝鮮人野郎!」・・・A氏の連れの青年が、ぽつりと言った。「おっさん - 」彼の声は静かで、ゆったりとしていた。「あんた、おれたちが朝鮮人でなくて、よかったなあ」(p57)


・「越中強盗、加賀乞食、越前詐欺」などという。・・・進取の気性に富んだ富山人、平和を愛する石川人、知的な福井人、というふうに考えればよい(p285)


▼引用は、この本からです。

【私の評価】★★☆☆☆(60点)


■著者経歴・・・五木 寛之(いつき ひろゆき)

 1932年生まれ。
 「蒼ざめた馬を見よ」で直木賞。
 「青春の門」で吉川英治文学賞を受賞。
 81年から休筆。
 京都の龍谷大学にて仏教史を学び、
 85年から執筆を再開。


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