【私の評価】★★★☆☆(79点)
■東洋思想の研究家であり、
財界、政界に影響力を持ち続けた安岡 正篤の一冊です。
非常に深い内容なのですが、
とんと面白くないのが、このメルマガと
同じような感じで、たんたんと読まさせていただきました。
■感心するのは、やはり学問をされているだけあって、
原理原則については力があるということです。
私も会社の先輩に、決定するときには、
あらゆる角度から考えるものだ、と
教えてもらったものです。
・ものを考える上に大切な三つの原則・・・
第一は、目先にとらわれず、長い目で見る。
第二は、物事の一面だけを見ないで、できるだけ多面的・全面的に観察する。
第三は、枝葉末節にこだわることなく、根本的に考察する。(p18)
■そして、非常に中国に対して、
警戒しているようで、
謀略国家中国に対しての記述が多く見られました。
これはある意味、
先見の明があるということなのでしょうか。
・何とかして日本を手に入れようというのが中国のねらいでありますから、
必ずその混乱に乗じて彼等の自由になる傀儡政権を日本に樹立すべく
全力を挙げて工作してくる・・・ところが日本人はそういうことに対して
全く無自覚であります(p100)
■後年は認知症の傾向があったようで、
あの毒舌占い師細木和子と再婚した(させられた?)
のはネタになると思いました。
原理原則について非常に勉強になりました。
本の評価としては★3つとします。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・佐藤一斎といえば、幕府の大学総長の職に長くあった有名人で
ありますが・・・「重臣心得箇条」というものを作っております。
・・・その中に「重役たる者は忙しいということを口にしてはいけない」
と言っております。(p15)
・やっぱり人間として至るためには、人に真心を尽くす、
世間からいうならば、うるさがれるほど思いやるということが大切です。
・・・学問の場合も、まあ、これくらいにしておこうというのが
一番いけない(p57)
・新井・・・人物学を修める上で見逃せない秘訣は、
「第一に人物に学ぶことだ。・・・」
豊田 それと読書ですね。それもすぐれた書物を読めと。(p245)
▼引用は、この本からです。
【私の評価】★★★☆☆(79点)
■著者紹介・・・安岡 正篤(やすおか まさひろ)
明治31年生まれ。
昭和2年金鶏学院、日本農士学校を設立。
昭和24年師友会を設立。
昭和58年逝去
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■関連書評■
a. 「運命を創る」安岡正篤
【私の評価】★★★★☆
b. 「論語の活学」安岡 正篤
【私の評価】★★★☆☆
c. 「主題のある人生」神渡 良平
【私の評価】★★★★☆
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