■心理学というと
他人を操る、自分の思うとおりに操作する、
といったイメージがありますが、
この本はいかに、自分の幸せをつかむか
ということに焦点を当てて教えてくれる一冊です。
■まず、いかに人に好かれるか。
いきなりですが、その答えは明快です。
それは、人の望むことをしてあげること、
そして、自分の感情を開示すること、
です。
人の望むことをしてあげるのは
当たり前に感じますが、
自分の感情を開示するとはどういうことなのか。
・人が望んでいることをしてあげる。これが人に好かれる
第一条件である。・・・第三の条件は、自己開示。
自分の感情、状況、価値観などを表明することである。(p20)
■それは、自分の感情を開示しないようでは
自分の人生にならないからです。
自分の感情を開示しても、それを受け入れてくれる
人と付き合えばいいのであって、
自分を殺してまで付き合う必要はないということです。
・「人に好かれなければならぬ」というのも間違ったビリーフである。
なぜならば、人に好かれるための人生というのは、
自己を殺すことになるからである。(p30)
■カウンセリングに来る人は、
間違った「思い込み」をしている人が
多いそうです。
「自分を出してはいけない」
「威張ってはいけない」
「人を傷つけてはいけない」
これらは、すべて思い込みだというのです。
・威張るのはよくないと思っている人が多い。しかし、
威張るとは自分の役割に忠実になることである。そして
役割に忠実になるとは、自分の権限と責任を自覚し、
それを打ち出す勇気をもつということである。(p70)
■これ以外にも、いかに生きがいを持つか、
どうして人の役に立つことが大切なのか、
など大切なことを教えてくれる一冊です。
この本を読んで、隠れた宝を探し当てたような
感覚になりました。
本の評価としては★5つとします。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・時間厳守とあいさつが人を育てる・・・
結局、時間にルーズということは現実原則を軽視した
生き方をしているということで、これは自ら自分の人生を
出たとこ勝負(無計画的)にしているわけである。(p74)
・生きがいをもちたければ、心の許せる人とのつきあいを
もつことである。そのためには自分の心をひらかなければいけない。
具体的には
1 自分の感情を出す。
2 自分に関して事実を語る。
3 自分の価値観を語る。(p95)
・どういう生き方がいい生き方なのか。
まず第一は人の立場になれること。第二は人のために
何かをすること。第三は自分のためにいうべきことを
きちんといい、やるべきことをきちんとやること。(p133)
▼引用は、この本からです。
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【私の評価】★★★★★(91点)
■著者紹介・・・國分 康孝(こくぶ やすたか)
昭和5年生まれ。哲学博士。
川越少年刑務所カウンセラー、多摩美術大学助教授、
東京理科大学教授、筑波大学教授を経て、現在聖徳栄養短期大学教授。
日本カウンセリング学会理事長。
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■関連書評■
a. 「人生の教科書〈人間関係〉」藤原 和博
【私の評価】★★★★★
b. 「100%幸せな1%の人々」小林 正観
【私の評価】★★★★☆
c. 「アサーショントレーニング」平木 典子
【私の評価】★★★★☆
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