■「人間とは時に大きな間違いをする」ということを
再確認させてくれる一冊です。
今、正しいとものとして扱われていても、
それは「仮説」にすぎず、
実際は間違いであったということもありえるのです。
■この本で紹介してくれる昔の例では、
精神病の治療として脳を切除していたこと、
地球が宇宙の中心である(天道説)と思っていたこと、
母乳よりスキムミルクが良いと思っていたこと、
などがあります。
今、考えると「本当ですか?」というかんじですが、
当時はそれがまかり通ったのです。
そういう視点では、
京都議定書などの地球温暖化への取り組みなども、
30年もしたら、温暖化対策の名のもとに、
厳しい削減目標を設定した国から、
金を引き出す仕組みとして評価されているかもしれません。
・地球温暖化が起こる理由も、
実はよくわかっていません。(p29)
■この本を読んで、世の中でどうどうと
当たり前のこととして信じられていることは
怖いと思いました。
仮説にすぎないのに、それが正しいものとして、
社会全体で動いているため、影響がどんどん
大きくなってしまうからです。
例えば、財政法で禁じられている赤字国債が、
田中角栄大蔵大臣が1965年に発行してから、
1000兆円にまで増え、今も増え続けているという現実。
これも、ちょっとなら法律違反をして、
赤字国債を発行してもいいだろうという
仮説が間違っていたということでしょう。
■こうした常識を疑うきっかけを与えてくれる一冊でした。
こうした歴史的な間違いを一覧にしてみるのも
面白いかもしれません。
人間の愚かさを認識させてくれる一冊として、
★3つとしました。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・1960年代には、「赤ちゃんには、
母乳よりもスキムミルクを与えたほうがいい」
という医学仮説が存在していました。(p128)
・現在かなりの数の天文学者は、
冥王星はケレスとまったく同じ小惑星にすぎない
という見方をしています(p118)
▼引用は、この本からです。
光文社
売り上げランキング: 3751

仮説を剥がせ
人によっては人生観が変わる。かも。
着眼点が新鮮。
思考を柔軟に
驚きの小ネタ満載の、科学エッセイ【私の評価】★★★☆☆(73点)
■著者紹介・・・竹内 薫(たけうち かおる)
1960年生まれ。
猫好き科学作家。
─────────────────
■関連書評■
a. 「正義で地球は救えない」池田 清彦
【私の評価】★★★★☆
b. 「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」武田 邦彦
【私の評価】★★★★☆
c. 「エコノミック・ヒットマン」ジョン・パーキンス
【私の評価】★★★★★
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキング
に投票する

![]()
| メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 35,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 |
| 配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|一日一冊:今日の名言






![成功者の習慣 成功する人は何が違うのか[CD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51BiS9mxuNL._SL75_.jpg)


























![影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41dnX2kbwFL._SL75_.jpg)




































































































コメントする