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「「やさしさ」と「冷たさ」の心理」加藤 諦三

2009/04/15公開 更新
本のソムリエ
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「やさしさ」と「冷たさ」の心理―自分の成長に
【私の評価】★★★☆☆(71点)


■加藤先生の本には、
 一本の道が通っています。


 それは、自分を愛しなさい。
 自分を否定してはいけないし、
 自分を否定する人とは付き合わない。

 ということです。


  ・自分は素晴らしい人生を送るに価する人間である - 
   まず、こう心に決めることから出発しなければならない。
   (p50)


■世の中には、
 自分を殺して、
 それを良しとしている人が大勢います。


 自分には価値がない、
 こうした仕打ちは自分が悪いから、
 と考えている人がいるのです。


  ・あなたを馬鹿にするような人にあなたはひかれていく
   などというと、理解しがたいようである。だが、やはり、
   自分に自信のない人は、そのように不快なことを敢えてする。
   おそらく、それによって安心するのであろう(p66)


■しかし、それは全くの錯覚であるというのが
 加藤先生の言いたいことです。


 どんな状態でも、あなたには価値があるのですから、
 そうしたあなたを馬鹿にする人は、
 利己的で愚かなかわいそうな人なのです。


  ・世の中には、自分の依存心、甘えの欲求、利己主義を
   基準にして、相手を評価する人もいる。たとえば、
   自分のわがままを相手が受け入れてくれないと、
   そこで「お前は素直じゃない」などということを言う(p36)


■世の中にはたくさんの人がいるのですから、
 あなたを否定する人と一緒にいる必要はありません。


 自分を認めてくれ、励ましてくれる人を
 選んでいけばよいのです。


■加藤先生の本は、ちょっとくどいところがあるのですが、
 そうした大切なことを加藤先生は教えてくれるので、
 最低でも一冊は加藤先生の本を読んでみていただきたいと思います。


 本の評価としては★3つとしました。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


  ・自分を偽ってできてくる人間関係というのは、
   うまくいっているようで実をいえば何の心の
   結びつきもない関係にしかすぎない。・・・
   相手に「ノー」と言えるからこそ、本当の人間関係なのである。
   相手のやることに「ノー」と言っても、それでもこわれない関係が
   本当の関係なのである。(p78)


  ・劣等感の強い人にとっては、
   チヤホヤされることは嬉しい。 
   しかし、そうでない人にとっては、
   わずらわしいだけかも知れない。(p88)


▼引用は、この本からです。
「やさしさ」と「冷たさ」の心理―自分の成長に
加藤 諦三
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【私の評価】★★★☆☆(71点)

■著者経歴・・・加藤 諦三(かとう たいぞう)

 1938年生まれ。早稲田大学教授、
 ハーバード大学ライシャウアー研究所研究員。
 著書多数。


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