【私の評価】★★★☆☆(73点)
■国際情勢を考える上で、
増田さんは非常に気になる存在です。
その理由は、発言が過激であること。
そして、将来の予測も恐れずに発言し、
大筋ではずれることがないことです。
■増田さんの基本的な主張は、
日本の「和」の精神の素晴らしさが
これから国際的なスタンダードになるということです。
これまで日本は海外から優れた技術、仕組みを
取り入れてきましたが、この「和」の精神だけは
守って、ここまで経済発展してきたのです。
これからは、グローバル・スタンダードではなく、
ジャパニーズ・スタンダードを世界に広める
絶好の機会であるということです。
・日本では勝者になったとしても、アメリカのような
高い報酬を手にすることはできない。そのかわり、
格差がないことで犯罪の不安など、目に見えない生活
ストレスを受けることも少ない。(p89)
■そして、将来の予測については、
基軸通貨を持ち、世界一の軍事国家である
アメリカを見ていく必要があります。
国益とは、お金を稼ぐことであり、
経済的にお金を稼ぐことができなければ、
軍事力もその一つの手段として使われるというのが、
増田さんの視点です。
・アメリカは中東、中国・台湾、さらに北朝鮮というように、
これからしばらく戦争に関与していくことになる。戦争で
軍事力を誇示し続けないと、アメリカという国がもたないところまで
追い込まれているからである(p213)
■しかし、幸運にも、日本は、
戦争をしたくても戦争をできない国家です。
そして、人間的にも争いを好まない
「和」を尊ぶ国民です。
そうした日本人の良さを世界的に広めるのが、
日本人の使命ではないのか、
増田さんはそう言っているように感じました。
本の評価としては★3つとします。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・日本の田園地帯を車でドライブしていると、
必ずといっていいほど無人の農作物売場がある。・・・
アメリカ人の友人にこの話をしたら、
「それはおとぎ話か?」と聞き返された。(p167)
・アメリカには、ほんの130年あまり前まで
奴隷制度があった。・・・歴史的背景があるから、
雇用関係も奴隷制がかたちを変えたものになる。(p172)
・ゴーン氏の手腕によって、日産は健康優良児に変貌した
とマスコミはもて囃したが、むしろ技術面では衰退し、
ルノーからは「金づる」にされているのが実態である。(p126)
・心で感じる情報に触れることが大切である・・・
一次情報の質とは、「心のつながり」によって高められていく
・・・講演会でも勉強会でも何でも足を運んでみる(p210)
▼引用は、この本からです。
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イケナイ
日本人の本当の強さ
成果主義批判便乗本?【私の評価】★★★☆☆(73点)
■著者紹介・・・増田 俊男(ますだ としお)
1938年生まれ。東急エージェンシーを経て、独立。
1974年に渡米し、事業を展開。
1995年に帰国し、時事評論家。
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