「ここ-食卓から始まる生教育」内田 美智子,佐藤 剛史

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ここ―食卓から始まる生教育

【私の評価】★★★★★(90点)


■内田 美智子さんは、学校で性教育について
 講演をされているそうですが、
 その話を聞いてボロボロ泣く人が続出するそうです。


 それはなぜか?


■単なる性教育で、人は泣きません。


 それは、たぶん本質を突いているから
 だと思うのです。


 内田さんは、あなたたちは愛されているのですよ
 と子どもたちに説明します。


 愛されて生まれてきたのだと。


  ・学校での講演では,必ず子どもたちに言います。
   私もあなたたちも皆,こうやって生まれてきました。
   あなたたちのお母さんも,皆,
   こうやってあなたたちを産みました。(p21)


■子どもが問題行動をおこすのは、
 子どもが泣いているのだ。


 愛を求めているのです。


 そして、内田先生は、あなたたちも愛をもって
 子どもを作ろう。


 そうでなければ子どもを作ってはいけないと
 話しているのだと思うのです。


  ・抱きしめられなかった子どもが,思春期になって
   抱きしめられることを求めているのです。
   こうした問題行動を起こす子どもたち。・・・
   子どもは必死に訴えているだけです。
   「お母さん,こっちを見て。お母さん,抱きしめて」って。(p43)


■内田先生は、自らの講演会の限界も知っています。
 講演で家庭環境は変わりません。


 まず、家庭で一緒に食事を取る。

 家庭で家族の会話がある。


 そんな当たり前のことが、子どもの問題行動を
 予防するのだと内田先生は語りかけます。


  ・「手のかからない子」にこそ手をかけてほしい。
   泣かない,わがままもいわない子を,いい子だと思わないでください。
   いつの間にか,子どもたちは,声を立てずに泣くようになります。
   それが成長の証なんです。そんな日が,きっとやってくるのです。(p64)


■本としての完成度は低いのですが,
 内田先生は、ものの本質を知っているように感じました。


 この本は大切な内容を伝えている。


 多くの人に伝えなくてはならないと
 語りかけてくるような一冊でした。


 内田先生の講演会は家族で聞きたいものです。


 DVDはないのでしょうか?もしあったら即買します。


 本の評価は,★5つとしました。

─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


  ・これまでの性教育を行っても,問題は解決しません。
   大事なときに自己判断がきちんとできるのは,
   「生まれてきてよかった」と思える子どもたちです。
   そして「誰かに愛されている」と実感できる子どもたちなのです。(p43)


  ・セックス,避妊,妊娠,中絶,やったとかやらないとかいう話は,
   しなくてよい,どころかしないほうがいい。・・・早すぎる性体験を
   一年でも二年でも遅らせる決め手は「ちょっと待てよ」と踏みとどまらせる
   「敷居」です。それが,親子のコミュニケーション・・・(p59)


  ・テレビやビデオに子守をさせるお母さんが増えています。
   ・・・ものごころがつくと,自分でテレビやビデオのスイッチを
   入れるようになります。子どもはお母さんが遊んでくれないのを,
   もう知っているからです。(p80)


▼引用は、この本からです。

ここ―食卓から始まる生教育
内田 美智子 佐藤 剛史
西日本新聞社
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おすすめ度の平均: 5.0
5 シンプルでいて、大切な
5 感動しました。
5 大人だからできることをしていきたい
5 こういう本こそベストセラーになってほしい
5 久しぶりにジーンときました。。。

【私の評価】★★★★★(90点)


■著者紹介・・・内田 美智子(うちだ みちこ)

 1957年生まれ。1988年から内田産婦人科に勤務。
 子育て支援の幼児クラブ「U遊キッズ」を主催。
 「生」「性」「いのち」「食」をテーマに講演活動を行う。


■著者紹介・・・佐藤 剛史(さとう ごうし)

 1973年生まれ。2003年から九州大学農学部助手。
 食、農業、環境に関する講演活動を行う。

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■関連書評■
a. 「君の笑顔に会いたくて」大沼 えり子
【私の評価】★★★★★

b. 「子どもに変化を起こす簡単な習慣」バーバラ コロローソ
【私の評価】★★★☆☆


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