「普通のサラリーマンが年収1000万円になる方法」別所 諒
2008/12/12公開 更新本のソムリエ [PR]
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■サラリーマンを何年もやっていると
若いときには見えなかったものが見えてくるものです。
しかし、見えたときにはすでに
時遅しということも多いでしょう。
■たとえば、人を批判しないこと。
優秀な人には、他人がアホに見えますから、
アホな人を馬鹿にしてしまうことがあるでしょう。
アホな上司に逆らってしまう人もいます。
しかし、そんなにアホな人はいません。
その人なりに考えて、その結論に至った何かが
あるはずです。
そうしたことを配慮せずに、人を馬鹿にする人は、
結局は仲間を減らすことになり、
出世できない可能性が高まってしまうのです。
・人を批判するのは、言われる側に立ったことがない人の
行動です。・・・その代償は、出世できないという形で、
最終的には自分に跳ね返ってきます。(p156)
■この本では、ベテラン・サラリーマンの著者が、
こうしたサラリーマンとして知っておくべき基礎知識を
面白楽しく教えてくれます。
勉強家の著者の本音トークが、ときどきのジョークと
良いバランスで楽しく最後まで読めました。
サラリーマンなら読んで損をしない内容でしょう。
本の評価としては★4つとしました。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・本業のサラリーマンとして収入を上げることを真っ先に
考えなくてはいけません。・・・副業をやるにしても、
本業の給料を上げるためにやればいいのです。(p30)
・社会人でも、レギュラーになりたかったので、
最終的に小さな会社に転職しました。・・・
今すぐ課長になれる会社に転職したのです。(p80)
・社会人を何年か経験していくうちに、社長といっても、
それほど優秀ではないことに気がつくでしょう。
しかし、会社というのは、社長できまるのです。(p104)
・求人サイトで会社を探すよりは、
人材バンクなどのエージェントを通すほうが、
いい会社に出合う可能性が高くなります。(p116)
・私は読書を勧めています。・・・
気になった著者がいればインターネットで名前を検索します。
セミナーを開催していれば出席します。(p180)
▼引用は、この本からです。
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サラリーマンが会社をリストラする時代
努力しても報われないと思っている20代・30代のサラリーマンのみなさんにお奨め
【私の評価】★★★★☆(82点)
■著者経歴・・・別所 諒
1969年生まれ。
3回の転職を繰りかえした後、たまたま評価される。
年収は470万円から1000万円へ。
メルマガ「会社に依存しないサラリーマン、社内自由人になる方法」
を発行。
読んでいただきありがとうございました!
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ご紹介、ありがとうございます。
著者の別所諒です。
すごい書評です(当たり前ですね)。
この本は、巷では「転職の本」だと言われていますが、
サラリーマンの「仕事論」だと思っています。
サラリーマンである以上、組織の論理に不平不満を持つことはあります。しかし、それを自分以外の責任に転化した段階で、解決することができなくなります。
本書は、会社や他人に期待しないで、自己責任で生きる時代ですよというメッセージを発したつもりでした。
しかし、「楽をして」成功しようという本との類書に扱われているのは、不本意だと思っていたところ、本質を突いた書評をいただき、感激しました。
本を書こうと思ったのも、「本のソムリエ」さんとの出逢いがきっかけであり、こうして自分がステップするタイミングで、勇気をいただき、どう感謝していいのかわかりません。
本当に、ありがとうございます。
こちらこそ、良い本をありがとうございます。
セミナーのようにジョークも織り交ぜ、楽しく読ませていただきました。
ありがとうございます。