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「カリスマ 人を動かす12の方法―コールドリーディング なぜ、あの人は圧倒的に人を引きつけるのか?」石井 裕之

2008/11/12公開 更新
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カリスマ 人を動かす12の方法―コールドリーディング なぜ、あの人は圧倒的に人を引きつけるのか?


【私の評価】★★★★★(90点)


要約と感想レビュー

 組織の中で、出世の階段を登るために、最も困難であろうと思われるのは、「人間の器」ではないでしょうか。知識や経験は努力でなんとかなります。しかし、「人間の器」には、こうすれば器が大きくなるといった答えはないように思われます。


 しかし!この本には「人間の器」を大きくするためのヒントが書かれてあります。その基本は、いわゆる詐欺師やエセ占い師が、多くの人を心から信頼させ、騙している実践的な手法なのです。


 まず、器の大きい人(カリスマ)を観察してみましょう。原則を持っている、信念がある、余裕がある、バランスが良い、堂々としている・・・器の大きい人の真似をすることで、器の大きい人になってくるのが人間なのです。


・カリスマに共通することは、「決して不安を口にしない」「不安を微塵も感じさせない」ということです。(p43)


 どうすれば、そうした雰囲気を作り出せるのでしょうか?人間とは、相手の考えていることを察知する能力を持っています。ですから、大きなことを言っても、もし、不安を持っていれば、それは相手に伝わってしまうのです。


 ですから、はじめに相手をだます前に自分をだます必要があります。つまり自己暗示です。著者のアドバイスは、走らないこと、やたらにうなずかないなど、簡単なことです。こうした日頃の癖が、自分に暗示を与えているのです。


・"はったり"はやがて"本物"になる・・・何かになりたかったら、そのごとく振る舞うこと。行動こそが、最高の自己暗示なのです。(p47)


 やはり、器の大きい人の行動をマネすることが、近道なようです。よく役職が人を作るといいますが、課長として振る舞っているうちに課長らしくなってくるのも確かなのでしょう。


 人の器(カリスマ)というわかりにくいものに一つのヒントを投げかける一冊だと思いました。本の評価としては、★5つとします。


この本で私が共感した名言

・自分が本当に信じているセリフ、あるいは信じ込めるセリフだけをしゃべること(p75)


・理論的に考えても、最初の自信は「ブラフでなくてはならない」(p132)


・面倒くさい部下と向き合いながら、その部下の「後ろ」で、あなたの愛する人があなたに向かって微笑んでいると想像する(p83)


▼引用は、この本からです。


【私の評価】★★★★★(90点)


目次

はじめに―"カリスマ性"を身につける画期的な方法
1 コールドリーディング―一瞬で人の心を奪う"秘策"
2 なぜ、あの人は"圧倒的"に人を引きつけるのか?
3 たった12の方法で、あなたにも「カリスマ性」が身につく!
4 人を動かす!―「コールドリーディング」実践法
おわりに―「心のあり方」が「カリスマ」をつくる



著者経歴

 石井裕之(いしい ひろゆき)・・・1963年生まれ。有限会社オーピーアソシエイツ代表取締役。催眠療法「沢雉会」(たくちかい)を主催し、催眠療法による心の問題のカウンセリング、催眠ノウハウの活用セミナーなどを行っている。


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