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「性格は捨てられる―性格を変える7つのセラピー」心屋 仁之助

2008/09/16公開 更新
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性格は捨てられる


【私の評価】★★★★★(92点)


要約と感想レビュー

 著者は、短気で怒りっぽく、会社でも家でも「自分は正しい」「なんでこんなこともできないんだ!」と考える人間でした。ところが一冊の本との出会いから、良いイメージの自分を作り、自分を許し、行動を変えることができるようになったそうです。さらには、そうした性格を克服した結果、会社を辞めて、セラピストとして活動を開始したのです。


 本書では、性格を形作るセルフイメージと過去の経験との関係を説明し、自分というものを見つめなおす作業から始めます。自分が性格と思っていることは、過去の経験と体験から蓄積し、作られたものなのです。


・「昔は必要だった」その性格も「いまは必要ではない」(p51)


 そうした本当の自分を理解したら、それをセラピーのなかで、許し、方向修正をしていいます。コーチングの手法や、心理療法といったものをイメージしてみると分かりやすいでしょう。他人の価値観で生きていた自分を、自分の価値観で生きる自分に変えるのです。


 そのためには付き合う人を変えるのもよい。自分の行動を変えるのが基本ですが、職場を変わったときに、心機一転、自分らしさを出してみてもよいのでしょう。これまで自分の行動を制約していた壁を打ち破り、自分の気持ちを大切にした判断をしてみる自分になるということなのです。


・自分のまわりを覆っている「壁」「バリア」を感じてみます。・・・壁を動かしてみます。・・・その壁を壊してみましょう。・・・「えいっ!」と、外に出てみます。(p126)


 一生懸命に生きてきた自分をふり返るために、最適な一冊だと思います。実際にカウンセリングを受けるには費用がかかりますから、まず、この本でカウンセラーの手法を理解してから、判断してみると良いと思います。


この本で私が共感した名言

・ある人たちの前では、緊張したり、話が続かないけれども、別の人たちと一緒にいるときには、それがまったくない・・・「一緒にいたくない人に無理にあわせようとしていた・・・「本当の自分の気持ちを無視していた」ことが問題だったのです。(p67)


自分の価値観でなく、他人の価値観で生きていこうとすると、なんとも不思議なことに、・・・本当の自分を出すまで「個性(本当)の自分」は、事件を引き寄せ続けてしまうのです。(p86)


▼引用は、この本からです。
性格は捨てられる
心屋 仁之助
中経出版
売り上げランキング: 1692


【私の評価】★★★★★(92点)


目次

第1章 心の問題を解決できる人、できない人
第2章 性格とはなにか
第3章 セルフイメージと本当の自分の違いに気づく
第4章 セルフカウンセリングで性格を変える
第5章 7パターンのセラピーで性格を変える



著者経歴

 心屋仁之助(こころや じんのすけ)・・・兵庫県生まれ。性格リフォーム心理カウンセラー。大学卒業後、大手物流企業に就職、現場営業を経て、営業企画部門の管理職となる。19年間勤めた後、自身の問題解決を通じて心理療法と出合い、心理カウンセラーとして起業。京都を中心に心理療法・NLPを取り入れたセラピーを行う。自ら性格を改善した体験から「性格改善」を専門とする。


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コメント(1)

私は心屋さんのセッションを受けたことがあります。
昨年12月頃、当時苦しかった自分の状況が
今は確実に変化してきた、と実感しています。
ですので、「性格は捨てられる」が星5つで紹介された時には
とても嬉しくなりました。
メルマガを通してこの本の存在を知った人が
何かしら良い方向に変化できることを願っています。

心屋さんにメルマガを即座に転送しました。
30分もしないうちに、心屋さんから返信がきて、
とても温かい気分になれました。
(本のソムリエ様にもとても感謝しておられましたよ)

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