「上司はなぜ部下が辞めるまで気づかないのか?」松本 順一

上司はなぜ部下が辞めるまで気づかないのか?
【私の評価】★★★★☆(89点)


■魚屋さんが、30年連続増収増益。
 さらに、東証二部上場と聞くと、
 「すごいなこれは」と思います。


■この躍進の秘密は、
 魚屋の人材育成の仕組みにあります。

 魚屋の人材育成のポイントは、
 評価の明確化と、絶対評価の組み合わせです。

 普通の企業は、相対評価で、
 評価基準もあいまいですから、
 かなり異なった仕組みでしょう。

  ・課題をもうけて、魚の種類やさばき方で難易度を決めて、
   「これができたら、昇給する」というような
   指針を定めればいい(p75)


■評価基準については、
 通常、店舗別の売上高、利益などが指標とされるようですが、
 魚屋では、顧客一人当たりの販売個数を指標にしています。

 一人当たりとすることで、店舗の大きさ、
 店舗の立地などのハンデをなくすようにしているのです。


■こうしたより公正な評価基準と、
 目標達成を基準とした明確な評価で、
 従業員にワクワク仕事をさせることに
 成功した結果が、30年連続増収増益となったようです。


■日本の会社にありがちな精神的な頑張りを排除した
 仕組み化が印象的でした。

 具体的事例がやや少なかったのは、
 詳しくはコンサルティングしましょうということなのでしょうか?
 本の評価としては★4つとしました。

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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


  ・どんな経緯で出た結果なのか、そのプロセスに注目・・・
   一つひとつきちんとクリアしてワクワクしながら
   3年でモノにする方法を示唆、伝授する(p51)


  ・モデルケースは必ず社員の中から選んでください。
   そして、その社員のどこが優秀なのか?を
   細かく具体的に分析します。(p102)


  ・「分からない」を分析して解決に導くことこそが、
   上司の果たすべき仕事です。(p35)


  ・朝礼の最後には社員がワクワクできるような、
   「いい話」を持ってきて、必ず
   よい気分で締めくくるようにする(p146)


▼引用は、この本からです。

上司はなぜ部下が辞めるまで気づかないのか?
松本順市
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【私の評価】★★★★☆(89点)


■著者紹介・・・松本 順一(まつもと じゅんいち)

 1956年生まれ。大学3年生より魚力でアルバイト。
 大学院を中退し、社長の参謀として労働環境改善に努める。
 週休二日、残業なしの勤務体系を実現。
 社員の成長を定量化する仕組みを構築。
 30年連続増収増益。東証二部上場。
 現在は、(株)多摩研の代表取締役。
 人事コンサルタント。

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■関連書評■
a. 「儲かる仕組み」をつくりなさい」小山 昇
【私の評価】★★★★★

b. 「社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!」石原 明
【私の評価】★★★★★


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