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「マニャーナの法則 明日できることを今日やるな」マーク・フォースター

2008/08/07公開 更新
本のソムリエ
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マニャーナの法則 明日できることを今日やるな


【私の評価】★★★☆☆(79点)


要約と感想レビュー

 「マニャーナの法則」とは、「明日やる」法則です。つまり、突発の仕事は、基本的に「明日やる」というものです。(緊急な仕事は、今日やりますが・・・)


 こうすることで、まず、今日の予定が狂う可能性が激減します。今日は、予定した仕事を完遂することに集中するだけでよいのです。日本人には難しい法則かもしれません。


・「明日やる」を基準としてください。相手から「遅い」と言われることもなく、翌日なら計画も立てやすいはずです(p77)


 次に、「明日やる」ことが溜まっていきますが、「明日」までに時間があるので、頭のなかで優先順位が整理されます。「明日」は、優先順位をつけて「明日やる」ことを決めて、それをやりきることに集中すれば良いのです。


 実際の仕事では、突発の仕事で予定の仕事ができなかったということが多いと思いますが、できるだけ予定を変更しないことを意識するだけで、だいぶ変わるのではないでしょうか。仕事の優先順位付けや、やる順番については、だれもが仕事をしながら考えていることですが、この本でちょっと視点を変えるだけで効率をアップできるかもしれません。


 ちょっとした視点ですが、仕事の仕組みから考え直すきっかけにできる本だと思いますので、本の評価としては★3としました。


この本で私が共感した名言

・「本当の仕事」は何でしょうか?セールスマン・・・「製品を売るのが『本当の仕事』」と言いたいところですが、正解は「販売に結びつく行動」です(p67)


・大切なのは、忘れる前にアイデアを記録すること。・・・重要なのは、それを「タスク・ダイアリー」に・・・について考える」と記入することです(p136)


・大切なのは、あなたが決めた「毎日」、欠かさずやることです・・・毎日レポートを3時間書くというのは無理。・・・「5分間だけでも」にすれば、朝一番でも毎日でも問題ないでしょう。(p143)


▼引用は、この本からです。
マニャーナの法則 明日できることを今日やるな
マーク・フォースター
ディスカヴァー・トゥエンティワン
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【私の評価】★★★☆☆(79点)



目次

第1章 まず脳の特性を知っておこう
第2章 仕事のシステムをつくる7つの原則
第3章 「効率」はあなたの創造力と整理にかかっている!
第4章 あなたのタイム・マネジメントは間違っている?
第5章 忙しいだけの仕事は捨てよう
第6章 緊急の仕事を見分けよう
第7章 最強のマネジメント・ツール「クローズ・リスト」
第8章 究極の仕事術「マニャーナの法則」
第9章 タスク・ダイアリーを使ってみよう
第10章 自主的な仕事は「ファースト・タスク」にする
第11章 「WILL DOリスト」vs「TO DOリスト」
第12章 その日の仕事を終わらせよう
第13章 「ぐずぐず先送り」はこれで防止
第14章 プロジェクトにはこう対処する
第15章 システムを機能させよう


著者経歴

 マーク・フォースター(Mark Forster)・・・英国在住のライフ・コーチ。企業幹部、個人事業主に時間管理や、仕事の能率に関するビジネス・コーチングを行う。単なるタイム・マネジメント論に留まらず、夢の実現のためにどう時間を使うかを説いている


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