「目先の利益を捨てなさい」

目先の利益を捨てなさい―お客様の喜びが「無限の需要」を創造する
【私の評価】★★★☆☆(72点)


■無料でコーヒーをサービスし、
 駐車場に傘を持って来てくれる
 カー用品ショップがあるそうです。

 そして、社長が社員に
 「オイル交換に人生を懸けなさい」
 と言っている不思議な会社です。


■その結果として、
 一店舗売上高日本一を達成。

 これは必然ともいえるでしょう。


■しかし、こうした常識を超えたサービスを行うようになった
 きっかけは、創業年度に大赤字となったことです。

 お客様から、はっきりと「落第」の烙印を押された時、
 社長が「損してもお客様が喜べばいい」と
 ふっきれた時から、すべてが好転しはじめたのです。


■新しいサービスを考えた時、
 コストや社員の反対を考えると
 判断に悩むことがあるかもしれません。

 しかし、最終的には、お客様のためになるのかどうか、
 これが判断基準とするべきなのでしょう。


■経営においても、「得るは、捨つるにあり」が
 あるのだなと感じました。
 本の評価としては、星3つとします。

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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


  ・私は、ソロバン勘定に合わなくても、平気で経営判断をします。
   お客様が喜んで下さるならば、損をしてもよい、非効率でもいい。
   ・・・私の経営判断の基準はあくまで、「お客様が喜んでくれるか
   どうか」です。(p20)


  ・宮野木店が単独店舗日本一になったとき、広い駐車場、大きな待合室、
   コーヒーのサービス、巡回バス、社員総出の傘差し、社員による誘導
   などが話題になり騒がれました。これらはすべて、会社にとっては
   損なことばかりです。(p24)


  ・オイル交換をやっている人には「オイル交換に人生を懸けなさい」
   と、私は言っています。(p135)


  ・部下に何かを「わからせる」ことは、彼に納得させることではなく、
   たとえ自分が嫌われ者、悪者になっても、彼の考え方、思い方、
   そして生き方を変えることです。
   会社の方針や自分の考えを伝えることも同じです。(p156)


▼引用は、この本からです。

目先の利益を捨てなさい―お客様の喜びが「無限の需要」を創造する
広岡 等
東洋経済新報社
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2 甘いのではないでしょうか?
4 小売り関係者は必読では?

【私の評価】★★★☆☆(72点)


■著者紹介・・・広岡 等(ひろおか ひとし)

 1939年生まれ。32年間のサラリーマン生活を経て、
 1990年に51歳でオートウェーブを設立。
 理想のカー用品・メンテナンスショップを目指すが、
 創業年度に大赤字を計上。これをきっかけに顧客満足策をとる。
 その結果、次年度から黒字に転換。
 93年には1店舗あたり売上高日本一。
 2000年に店頭公開を果たす。

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■関連書評■
a. 「凡事徹底」鍵山秀三郎,致知出版社
【私の評価】★★★★☆

b. 「いい会社をつくりましょう」塚越 寛、文屋
【私の評価】★★★★☆


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