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「お先に失礼!する技術」柴田英寿

2008/06/24公開 更新
本のソムリエ
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「お先に失礼!」する技術  「断る」「決断する」「切り上げる」「見極める」ための極意

【私の評価】★★★☆☆(75点)


■日立製作所の柴田さんが教えてくれる
 仕事のコツ集です。


 柴田さんの仕事のコツは出世することが目的ではなく、
 仕事でしっかり成果を出しながら、
 プラスアルファのこともやってみようというものです。


  ・「お先に失礼する」人が職制の階段を足早に駆け上がって
   いくとは思えません。マフィアとなって地下組織を支配するとも
   思えません。ある種の達人として生きていく人が多い(p114)


■会社で出世の階段を登っていくためには、
 定時で帰るのは大きなハンデでしょう。


 しかし、仕事で圧倒的なスピードと実績を出していれば、
 定時に帰りながら、仕事で認められることもできるのです。


  ・会社の仕事の改善に取り組む→その改善を通して、仕事を楽しく
   生き生き効率的にやるコツをつかむ→つかんだコツを使って会社の
   仕事を少し増やす→会社以外の仕事も少しやってみる(p37)


■特に印象に残ったのは、自分のやりたいことを
 関係するあちこちの部署に説明して歩くということです。


 すると、はじめは反対もありますが、
 時間とともに賛成する人も増え、
 中には自分のアイディアと勘違いする人さえいるそうです。


 会社の中長期に重要なもの、革新的なものは
 こうした地道な根回し(洗脳)が必要なようです。


  ・私は本当にやりたいことがあるときは、
   その内容を1枚の絵にまとめて、
   ほうぼうに説明しに行きます。・・・
   これはある種の洗脳(p96)


■「お先に失礼!する技術」というよりも、
 上司の仕事術として読みました。


 仕事術としてはレベルが高かったので、
 ★3つとしました。

─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


  ・私がリーダーとして関わった企画の例・・
   人選・だれでも参加できる・・・
   情報共有の徹底・・・手を抜かない・・・
   率先した細かい行動・・・
   作品としての完成度へのこだわり(p90)


  ・私は、仕事を企画したり、仕事を依頼されたりしたとき、
   極力人に頼んでしまうようにしています。・・・
   頼むことはかなり難しいことなので、
   訓練しておかないとうまくいきません。(p104)


  ・一緒にやった仕事で得意・不得意を見分ける(p157)


▼引用は、この本からです。
「お先に失礼!」する技術  「断る」「決断する」「切り上げる」「見極める」ための極意
柴田英寿
WAVE出版
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1 エリート会社員のための本
4 本当に大切なことをしよう!
5 納得!
4 同感
4 心構えが重要と

【私の評価】★★★☆☆(75点)


■著者経歴・・・柴田 英寿(しばた ひでとし)

 1967年生まれ。日立製作所で勤務しながら、
 大学講師、研究会、朝食会などを主催する。
 著書多数。


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