「よみがえる商人道」藤本 義一

よみがえる商人道 (B&Tブックス)
【私の評価】★★★☆☆(77点)


■江戸時代から伝わる商人の智恵を
 教えてくれる一冊です。

 歴史が蓄積した商人としての基本は、
 現代でも通用する内容です。

 例えば、

  ・商(しょう)は笑(しょう)なり(p44)


■1テーマ1項目で
 あたかも祖父から商売の教訓を
 諭されているような感じでした。

 分かるようで分からない。
 論理的のようで論理的でない。
 そうした理外の理というものがありました。


  ・『町人考見録』・・・
   商人は賢者になりては家衰ふ。(p128)


■「故きを温ねて新しきを知る」というように、
 新しい知識だけでなく、
 古来から伝わる知恵も大切なのでしょう。

 本の評価としては、★3つとします。

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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


  ・商人(あきんど)に常禄なし・・・
   政府、政治、政策を信じないところにこそ商人の意地と力が宿るのだ。
   情報を集め、攻撃するのが一番であり、商人に定禄なし、
   稼ぐは一生のつとめと口にして唱えならが前進すべきである。(p9)


  ・商いに三法あり・・・
   始末、算用、才覚である。(p16)


  ・“三方よし”は近江商人の中に引き継がれた商人魂の基盤である。・・・
   三方とは、売手、買い手、そして世間である。(p62)


  ・帳綴(ちょうとじ)というのは正月の初め(普通は11日)に、
   商家ではその年に使う帳面を綴じて・・・祝うことを言うが、
   中小の商家で順調な歩みをするためには、この帳面(帳簿)を
   五日くらいの単位で行って、経営の軌道修正を行っている。(p68)


▼引用は、この本からです。

よみがえる商人道 (B&Tブックス)
藤本 義一
日刊工業新聞社
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【私の評価】★★★☆☆(77点)


■著者紹介・・・藤本 義一(ふじもと ぎいち)

 1933年生まれ。作家。
 在学中からラジオドラマの脚本を書き、
 1957年「つばくろの歌」で文部大臣賞受賞。
 テレビ番組「11PM」で大阪側司会者を務める。
 1974年、「鬼の詩」で直木賞を受賞。著書多数。

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■関連書評■
a. 「なにわ商人1500年の知恵」藤本 義一、講談社
【私の評価】★★★★☆

b. 「若き商人への手紙」ベンジャミン・フランクリン,総合法令
【私の評価】★★★★☆


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