「商売心得帖」松下 幸之助、PHP研究所

商売心得帖 (PHP文庫)
【私の評価】★★★★☆(84点)


■松下幸之助の心得帖シリーズの
 「商売」についてまとめた一冊です。

 心得というだけあって、
 テクニック的なものはなく、
 あくまでも考え方、ものの見方を教えてくれます。


  ・商売や儲けを論ずるということは、実は国家社会を論ずるのと
   同じことなのです。・・・商売に身を入れていると、
   自然とお得意先と仕入先のことが気にかかってくる。(p95)


■お得意先へのサービス、値段のあり方、仕入れ、人材育成など
 あらゆる角度から基本的な心得がならんでいます。

 あまりに当たり前のことすぎて、
 「君は基本をちゃんとやっとるのか」と言われているようで
 逆に怖いという印象です。


  ・極端にいえば、一軒のお得意を守りぬくことは百軒のお得意を
   増やすことになるのだ、また逆に、一軒のお得意を失うことは、
   百軒のお得意を失うことになるのだ(p62)


■本としてはあまりに安いので、松下幸之助の入門編として、
 ぜひ買って読んでみていただきたいと思います。

 本の評価としては★4つとしました。

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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


  ・仏教徒の方々の生活態度は、朝に礼拝、夕べに感謝といいますが、
   われわれ日々仕事に携わる者も、朝に発意、昼は実行、そして
   夕べに反省、こういう日々をくり返したいということです。(p4)


  ・たとえば“不景気もまたよし、不景気だからこそ面白いんだ”
   という考え方が、一面できないものでしょうか。(p108)


  ・長所を見ることに七の力を用い、
   欠点を見ることに三の力を用いるのが、
   だいたい当を得ていると思われます。(p142)


  ・国民の人心を回復させるためには、国民を保護すると同時に、
   やはり叱咤激励ということも必要ではないかと思います。
   そういうものなくして甘いことばかりいっていたのでは、
   人づくりはできないでしょう。(p159)


▼引用は、この本からです。

商売心得帖 (PHP文庫)
商売心得帖 (PHP文庫)
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松下 幸之助
PHP研究所
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おすすめ度の平均: 4.5
4 経営者は従業員一人一人の“心根”に立つ
5 とても読みやすい。商売をするにも気持ちが大事。
5 珠玉の言葉

【私の評価】★★★★☆(84点)


■著者紹介・・・松下 幸之助(まつした こうのすけ)

 パナソニック創業者。

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■関連書評■
a. 「人を見る眼 仕事を見る眼 松下幸之助エピソード集」PHP研究所
【私の評価】★★★★★

b. 「指導者の条件」松下幸之助、PHP研究所
【私の評価】★★★★★


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