「はじめての課長の教科書」酒井 穣

はじめての課長の教科書
【私の評価】★★☆☆☆(67点)


■企業においてキーマンとなる課長の仕事について
 書いた一冊です。

 課長は実務のトップとして、手堅い仕事が求められるポジションだけに、
 できるだけ失敗をさけつつ、成果を出すことがポイントです。

 ・手柄を独り占めしようとして物事を自分だけで進めることを
  常に避け、問題が複雑すぎるような場合は、時間稼ぎをしてでも、
  その問題を解決するのに最も適切な人物を探すことをためらわない(p188)


■また、課長となると人事考課をしなくてはなりません。

 限られた枠の中で、部下を評価していくのですから、
 評価が低くなる部下もいるとすれば、
 日頃からコミュニケーションが必要なのでしょう。

 ・低い人事評価で部下を驚かすことがあってはならない 
  心の準備ができるように事前にサインを十分に送っておく(p122)


■内容としては標準的な書名どおり教科書的内容でした。
 入門編として★2つとします。

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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・基本的な仕事のスタンスは、大手柄を立てようなどと考えず、
  自らの負けパターンを知り、注意深くそれを回避しつつ、
  極力失敗を少なくする、といった形であるべきです。(p186)


 ・面と向かって顧客や部下と「おしゃべり」することで、
  メールや報告書では感じ取れない「熱(ホット・スポット)」
  を感じ取ることに意識を集中させると良いでしょう。(p85)


 ・一番わかりやすい権威づけとは、課長の政治的ネットワークが
  広く経営者層にまで及んでいることを部下に知らしめることです。
  ・・・社長と飲みに行って叱られた話をしたり・・・(p178)


▼引用は、この本からです。

はじめての課長の教科書
酒井穣
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2008/02/13)
売り上げランキング: 4
おすすめ度の平均: 4.5
4 課長のネタだけで、これだけ書くのはある意味すごい
5 42才課長代理です。
5 題名通りで良い

【私の評価】★★☆☆☆(67点)


■著者紹介・・・酒井 穣(さかい じょう)

 1972年生まれ。大学卒業と、オランダTilburg大学MBA。
 商社にて新規事業開発、台湾向け精密機械の輸出営業などに従事。
 オランダの精密機械メーカーに転職し、オランダに移住。
 技術マーケティングや特許管理を担当する。
 2006年にウェブ・アプリ開発のJ3 Trust B.V.を設立し、CFO就任。

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■関連書評■
a. 「よくわかる部下取扱説明書」松井 貴彦、文香社
【私の評価】★★★★★

b. 「部下の力を引き出す10人までの人使い」堀之内 克彦、あさ出版
【私の評価】★★★★☆


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