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『「破綻国家」希望の戦略』藤井 厳喜

2008/02/02公開 更新
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『「破綻国家」希望の戦略』


【私の評価】★★☆☆☆(68点)


要約と感想レビュー

 日本の国債問題、中国の覇権、ドルの地位低下を予測した一冊です。未来はすでに起きているといますが、2010年の今をしっかり分析し、将来の姿を考えていきたいものです。


 2020年に再読してみると中国の覇権は現実味を帯び、新型コロナで日本の財政は非常に厳しい状態になってしまいました。このまま中国共産党が世界を支配する時代が来るのか、それとも自由の民主主義が生き残るのか、これからの10年が決めるのでしょう。


 藤井さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・中韓を除いたアジア共同市場を形成せよ!(p220)


・中国は、・・・黄海、東シナ海、南シナ海の全海域を「歴史的水域」と呼び、中国の海であると勝手に主張し続けている。しかも1992年には・・・「領海法」まで施行している・・・こうした中国の勝手な主張は、侵略戦略以外の何ものでもなく、台湾侵略を第一歩とする西太平洋における覇権確立を中国は夢見ている(p185)


▼引用は下記の書籍からです。
『「破綻国家」希望の戦略』
藤井 厳喜
ビジネス社
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)


目次

第1章 金融維新はこれで成功する
第2章 アメリカの行方 孤立か覇権維持か
第3章 アメリカの驕り・中国の横暴
第4章 これからのニッポン国の形



著者経歴

 藤井厳喜(ふじい げんき)・・・1952年、東京都生まれ。国際政治学者。1977年、早稲田大学政経学部政治学科卒。同年から1985年までアメリカ留学。クレアモント大学大学院政治学部(修士)を経て、ハーバード大学政治学部大学院助手、同大学国際問題研究所研究員。1982年から近未来予測の「ケンブリッジ・フォーキャスト・レポート」発行


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