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「生きるのが楽しくなる15の習慣」日野原 重明

2008/01/23公開 更新
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生きるのが楽しくなる15の習慣 (講談社プラスアルファ文庫)


【私の評価】★★★★☆(88点)


要約と感想レビュー

 この本では、90歳を超えてなお現役で活躍している日野原 重明さんの( 幸せになる習慣 )を学びます。


 医業や執筆・講演などで活躍する日野原さんですが、若い時には「赤面恐怖症」だったそうです。「赤面恐怖症」を克服するために弁論部に入部。経験を積むなかで赤面症を克服し、そうした経験から、「やろうと思えば、なんとかなる」と自信を持ったそうです。


・中学時代、「赤面恐怖症」に悩んでいたのです。・・・弁論部に入部しました。・・・この体験は、「良くなろうという気持ちさえあれば、どんな問題も克服できる」という自信を、少年の心に植えつけました。(p27)


 世の中には、なんとなく生きている人と、生きがいを持って生きている人がいます。


 日野原さんの観察では、その差は自分と自分の人生をどれくらい大事にしているか、だそうです。つまり、たった一度の貴重な人生と思えば、なんとなく生きるのはあまりにもったいのです。


・生きがいとは自分を徹底的に大事にすることから始まる・・・生きがいを見いだせないという人がいたら、それは、自分を大切にしていないからかもしれません。思い当たることがありませんか。(p42)


 自分の人生を大事にするために、自分の人生を設計する必要があります。日野原さんは20年後の自分をイメージしようと提唱しています。自分のモデルを決めておくことで、イメージを強化するわけです。


 ・肝心なのは、自分の20年後をできるだけはっきりとイメージすることです。そのうえで、「こうなりたい」と思う人を決めるのです・・・たとえいくつになっても、モデルはあなたの人生の師として必要です。(p73)


 この本では( 習慣 )という言葉が頻繁に出てきますが、( 習慣 )こそが人生を作るのでしょう。そのことを気づかせてくれる一冊でした。90年間の知恵に、必然的に★4つとなりました。


この本で私が共感した名言

・私は、60歳に達した人には、決まってこんなアドバイスをします。「あなたがこれまでに得てきた知識や体験を、子どもや若者たちに伝えるのは、人生の先輩として大切な仕事です」どんなものでもいいのです。(p59)


・私もこの「腹八分目」を長いこと習慣としています。90歳を超えた私の場合は、「八分」までもいかず、「六分」ぐらいでしょうか。(p161)


・全身の筋肉の約八割は足腰に集中しています。したがって、歩くことで筋肉がいっぺんに鍛えられ、心臓や肺の機能アップにつながります。また脳も刺激され、脳の老化防止や活性化につながる(p180)


・人は健康のためにさまざまな提案をします。ストレスを減らすための道具も、いろいろなものがあります。しかし、それ以上に大切なのは、心が満足すること(p210)


▼引用は、この本からです。
生きるのが楽しくなる15の習慣 (講談社プラスアルファ文庫)
日野原 重明
講談社 (2005/06)
売り上げランキング: 1749


【私の評価】★★★★☆(88点)



著者経歴

 日野原 重明・・・1911年生まれ。1941年聖路加国際病院の内科医となり、内科医長、院長を経て、現在、理事長、名誉院長。90歳を超えて診療をこなす。予防医学、終末期医療の普及に尽力する。


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