「鷲の人、龍の人、桜の人 米中日のビジネス行動原理」キャメル・ヤマモト

鷲の人、龍の人、桜の人米中日のビジネス行動原理
【私の評価】★★★★★(90点)


■上海駐在、米国駐在を経験したコンサルタントの
 中国人と米国人、そして日本人のビジネス文化を
 説明してくれる一冊です。

 実際に駐在された経験があることから、
 実例が多く、わかりやすい一冊となっています。

 ・三つのキャリア観
   アメリカ人の「アップ・オア・アウト」
   中国人の「リスク分散」
   日本人の「職人染色」(p110)


■特に中国については、
 近年重要度が高まっていますので、
 今、中国関係の仕事をしていない人でも、
 中国文化の予習として最適な一冊でしょう。

 (実際には経験してみないと、
  なかなか実感がわかないものです)

 ・「中国人は、一日中面接をして、いい仲間を選ぼうとしているのですよ」
  というのが、僕に中国のことをいろいろ教えてくれる日本人の指摘です。
  (p140)


■カザフスタンはどちらかといえば、中国に近いかな~と
 思いながら読み進めました。

 日本の和の強さを強化したうえで、
 アメリカと中国の良さを取り入れていくという戦略に
 賛成なので★5つとしました。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・アメリカ人は基準を世界に売り込む天才(p23)


 ・中国社会とは、「個人とその仲間たち」が単位となっている社会で、
  その仲間サークルのことを圏子(チュエンツ)とよびます。(p35)


 ・中国では上から下まで、規則より「関係」がものをいう(p39)


 ・ある中国人は、「日本人は、一人なら蛇だが10人なら龍になる。
  中国人は、一人だと龍だが10人いると蛇になる」といって(p52)


 ・ほんとうに使える日本(人)の強みは何か、といつも考えている
  僕の目から見ると、人の力の和をもって結集する「場」が、
  もっとも現実的な強みです。(p55)


 ・相手は百戦錬磨の中国商人ですから、「こっちは売らなくても
  全然困らない。ほかにもたくさん買いたい人がいる」といった
  顔をしています(嘘です)(p95)


 ・「アメリカ人的な基準設定力」と「中国人的な関係構築力」を使って、
  日本人の強みをもっと生かす(p203)


▼引用は、この本からです。

鷲の人、龍の人、桜の人米中日のビジネス行動原理
キャメル・ヤマモト
集英社 (2007/02)
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おすすめ度の平均: 4.0
4 日本が桜というのは納得
4 鮮やかな三国比較論
4 ステレオタイプ化されたアメリカ、中国、日本人

【私の評価】★★★★★(90点)


■著者紹介・・・キャメル・ヤマモト

 本名:山本 成一。1956年生まれ。外務省入省。90年退職。
 その後、人材・組織コンサルタントとなり、シリコンバレー、
 上海駐在を経て、東京駐在。著書多数。

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■関連書評■
a. 「中国の「核」が世界を制す」伊藤 貫、PHP研究所
【私の評価】★★★★★

b. 「華僑 大資産家の成功法則」小方 功、実業之日本社
【私の評価】★★★★☆


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