■ニコン・エシロールなどで、数多くの企業再生を果たし、
日本のカルロス・ゴーンと呼ばれる長谷川さんの一冊です。
この本の特徴は、長谷川さんの豊富な経験からくる
実際の職場でありそうなケースについて
解決案が提示されていることです。
■業績不振の会社の再生に取り組んできた著者ですから、
その仕事には厳しいものがあったはずです。
なぜなら、この本には、
「嫌われてもいいから、正しいことを主張しよう」
ということが書かれているからです。
■これは、どん底企業で手抜きをする部下を叱責する、
失敗した部下を叱りつつ、褒める・・・
そうしたことをやってきた著者の経験の厚みが感じられました。
・叱るべき場面できちんと釘を刺せなければマネジメント職は
勤まりません。・・・叱るのと同時に相手を褒めます。
「最後には失敗してしまったが、この商談を途中まで進められた
のはキミの功績だ。・・・(p156)
■やる気のない社員だらけの中で、
いかに企業再生していくのか。
やさしい語り口の中に、人を動かす、
人の心を動かす試行錯誤の結晶のようなものを感じました。
・途中に節目となるデッドライン(締め切り)が設定されているはずです。
途中で手抜きに気がついても、あえてそのタイミングを待ってから
叱ってみてください。・・・言い訳できない状況まで泳がせてから
責任を追及すると、相手は自分の非を認めざるを得ません。(p150)
■この本を読んでも、
長谷川さんにはなれないでしょう。
でも、自分がそのような立場になったときに
読み返したい一冊だと思いました。★5つとします。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・優しく言いくるめるようにして仕事を任せるより、多少、
意地悪な言い方をしてわざとストレスを与えたほうが、
仕事をやり遂げたときの充実感が増すはずです。(p18)
・目的は毎日唱えてこそ共有できる(p53)
・まわりの人のスケジュールを把握しておくことは、
人を動かすうえで忘れてはいけない大切な条件のひとつ。
身近な仕事仲間の現在の状況や今後の予定を把握していないようでは、
人は動かせないのです。(p99)
▼引用は、この本からです。
すばる舎 (2007/02)
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本当にッッ、すぐに使えるビジネス心理術だ
濃い内容の本
人間の心理をよく表現しています【私の評価】★★★★★(91点)
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■関連書評■
a. 「人を見る眼 仕事を見る眼 松下幸之助エピソード集」PHP研究所
【私の評価】★★★★★
b. 「経営パワーの危機」三枝 匡、日本経済新聞社
【私の評価】★★★★★
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