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「中田語録」小松 成美、中田 英寿

2007/11/30公開 更新
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中田語録 (文春文庫)


【私の評価】★★☆☆☆(67点)


要約と感想レビュー

中田は、日本人離れしています。インタビューは、ぶっきらぼう。ファッションは、おしゃれ。キラーパスは、妥協がありません。自己中、あるいは誤解されやすい人間とも言えるでしょう。(私とちょっと似ているかも・・・)


この本では、誤解されやすい中田の言葉の裏にある中田の思いがつづられています。例えば、自分のプライベートはしゃべらない。なぜなら、自分はサッカー選手で、家族は関係ないから。また、アナウンサーが「素晴らしいプレーでした」と声をかけると中田は、「別に普通です」と答える。それは、自分が一流のプロだからなのです。


・どんなに一生懸命答えても、真実を書いてくれないのなら、インタビューを受けてもしょうがない。どうしてあんなに嘘が書けるのか、不思議ですよ。(p48)


中田がぶっきらぼうなのは、記者にもプロフェッショナルを求めていることが原因のように感じました。プロなのだから、ぶっきらぼうに答えても、自分の真意を汲み取ってほしいと期待するのです。


しかし、実際にはプロフェッショナルな記者がそんなにいるはずがありません。結果して、誤解され、好き勝手な記事を書かれ、中田はアタマにくるわけです。中田という人間の、一断面がわかる一冊でしたので、★2つとします。


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この本で私が共感した名言

・中田は、人に薦められた本や、書店で目についた本は躊躇することなく買い求め、自宅の寝室や車の助手席に置く。もちろん、遠征に持っていくトランクにも詰め込む。(p40)


・過去のプレーを褒められても喜べない。もしも、過去のプレーを褒められることに満足するようなことがあったら、俺はその日にサッカーやめますね(p117)


▼引用は、この本からです。
中田語録 (文春文庫)
小松 成美 中田 英寿
文藝春秋
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【私の評価】★★☆☆☆(67点)



著者経歴

小松成美(こまつ なるみ)・・・1962年横浜市生まれ。ノンフィクション作家。広告代理店勤務などを経て1989年より執筆を開始。第一線で活躍する人物のルポルタージュを得意分野と し、インタビュアーとしても異彩を放つ。テーマに肉迫するスポーツノンフィクションで新境地を開いた。また、歌舞伎を始めとした古典芸能や西洋美術、歴史 分野などでの執筆も多い


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