「欲望が人間の器を決める」竹村 健一、PHP研究所

欲望が人間の器を決める
【私の評価】★★★★☆(80点)


■著者紹介・・・竹村 健一

 1930年生まれ。新制京都大学に入学。フルブライト奨学金制度の
 第1号としてアメリカ(シラキューズ大学)に留学。
 毎日新聞社の英語新聞Mainichi Daily Newsの記者、山陽特殊鋼調査部長、
 追手門学院大学英文科助教授、拓殖大学客員教授などを経て、政治評論家。


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■今も現役の竹村健一先生のポリシーは、
 自分のやりたいことをやれ、ということです。

 やはり人間というものは、自分で考え、
 自分がやりたいと思ったことには、やる気が出るのです。
 (当たり前か?)

 やる気を持ってやったことには、
 必ず結果がついてきます。

 ・自分がやりたいことをしていれば、
  そのことがいずれは役に立つ(p54)


■現実には、やりたいことができないから人生は難しいのだと、
 反論したくなるのはわかります。

 そこは、仕事がやりたくないから手を抜くということではなく、
 仕事の中に、自分のやりたいことを探すということなのでしょう。

 ・私は仕事が好きでやりたい人は打ち込めばいいし、それほど
  仕事をしたくないならば、無理に打ち込む必要はない・・・
  私の場合は、仕事がおもしろかったから、五十歳まではそれこそ
  猛烈に仕事をしてきた(p202)


■私も30歳にして、「自分のための人生」という言葉の意味を
 強く考えたことがありました。

 それまでの自分は、自分の価値観のためでなく、
 他人の価値観のために生きていたことに気づいたのです。

 自分の価値観のために仕事をすれば、
 そこに迫力が生まれ、
 自分に強さを与えてくれることに気づいたのです。

 ・人それぞれ、後悔しない人生を歩むためにも、自分の欲望に
  そった道を歩めばいいのだ。結果は後からついてくるものであって、
  人生は結果オーライではなく、現在いかにして充実して過ごすこと
  ができるかが問題なのだ。(p92)


■竹村先生だからそんな生き方ができるのだと思うのは簡単ですが、
 成功者に共通する考え方が見えてきます。

 自分を知る、自分でやることを決める、自分を楽しむ
 ということです。
 竹村先生は、自分で明かりをつけて生きなさいと言っています。

 ・自灯明・・・自分で明かりをつけて生きなさいということである。
  子供に対しても、自分の足でしっかりと立って、歩んでほしいと
  願っている。・・・「勉強しろ」などと一度も言ったことがない(p98)


■古い本ですが、「自分のための人生」を考えるきっかけに
 なる本だと思います。★4つとしました。


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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・せっかくこの世に生まれてきて、やりたいこともできずに
  人生を終わるのでは、その人が生きてきた甲斐がない。
  もっとも大切なことは、自分がやりたいことをして、
  人間らしく生きられるかどうかである。(p16)


 ・私の場合は、周囲や世間が何と言おうと、自分のやりたいこと、
  欲望は正直に出してきた・・・ただし、そういう生き方を貫く途中で、
  周囲や世間からあまり孤立するのも、やはり寂しいものだ。(p31)


 ・窓際に回されても、実質的に困ることは何もない。ただ自分の
  プライドが傷つくだけだろう。・・・むしろ仕事が暇な部署に
  回されたならば、自分の時間が持てるようになる・・・と発想
  を転換すればいい。(p133)


 ・上がるという人は、やはりどこかに自分を
  格好よく見せたい気持ちがあるのだ。(p180)


▼引用は、この本からです。

欲望が人間の器を決める
竹村 健一
PHP研究所 (1996/05)
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【私の評価】★★★★☆(80点)


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このページは、本のソムリエが2007年9月 7日 02:39に書いたブログ記事です。

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