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「成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝―世界一、億万長者を生んだ男 マクドナルド創業者」レイ・ロック、ロバート・アンダーソン

2007/07/16公開 更新
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成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝―世界一、億万長者を生んだ男 マクドナルド創業者 (PRESIDENT BOOKS)


【私の評価】★★★★☆(85点)


要約と感想レビュー

 マクドナルド帝国を作り上げたレイ・クロックの自伝です。52歳のレイ・クロックは、ミルクセーキ用のマルチ・ミキサーのセールスマンとして、アメリカ中を旅していました。


 セールスマンとして悪戦苦闘していた彼がロスで出会ったのが、マクドナルド兄弟のハンバーガーレストランだったのです。 新しい商品を探していた彼は、すぐにマクドナルド兄弟とフランチャイズ権の交渉に入っています。しかし、ここから苦労が続きます。


 この本のレイ・クロックからは、なんとしても自分の求めるものを手に入れるのだ、という執念を感じました。彼は、ダートマス大学の卒業生に向かって起業家になる心得として、次のように言っています。


・あきらめずに頑張り通せば、夢は必ず叶う(p98)


 問題が続出し、それに立ち向かっていくレイ・クロックの姿に起業のダイナミックさを感じました。ここまで、マクドナルドが大きくなったのも成功への執念、人との出会い、適切な判断などの総合的なものが、時代にマッチしたからでしょう。


 最後に、この本は、実は目次が一番素晴らしいことに気づきました。目次だけでも感銘するアドバイスだらけです。経営者には必読の一冊ですので、★4つとしました。(あなたが経営者なら★★★★★)


この本で私が共感した名言

・1950年代後半には正社員を雇った。我々は彼らに夢を売り、できるだけ給与を少なく払った。そのことについて罪悪感はない。自分のための行為ではなかったからだ。我々の元に残った者は、現在、大きな成功を収めている。(p175)


・ばか野郎!景気の悪いときにこそ建てるんだ! なぜ景気が上向きになるのを待たねばならない? そんなことをしていたらいまよりずっと 金がかかるようになる(p246)


・次なるビジネスチャンスを逃さないよう注意を払っていた。「未熟でいるうちは成長できる。成熟した途端、腐敗が始まる」これは私の座右の銘だ。(p16)


▼引用は、この本からです。
成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝―世界一、億万長者を生んだ男 マクドナルド創業者 (PRESIDENT BOOKS)


【私の評価】★★★★☆(85点)


目次

第1章: チャンスを逃すな
第2章: 仕事はハンバーガーの肉だ
第3章: セールスの極意
第4章: 売り上げを伸ばす
第5章: ストレスに打ち勝つ!
第6章: 契約の落とし穴
第7章: フランチャイズシステム
第8章: 成功の方程式
第9章: 知りたいことはゴミ箱の中に
第10章: キャッシュフロー
第11章: 取引先とともに成長する
第12章: 理想の組織
第13章: トップは孤独である
第14章: ヒット商品の作り方
第15章: 球団買収
第16章: やり遂げろ!



著者経歴

 レイ・クロック(Ray Albert Kroc)・・・1902‐1984。アメリカ・イリノイ州オークパーク生まれ。高校中退後、ペーパーカップのセールスマン、ピアノマン、マルチミキサーのセールスマンとして働く。1954年、マクドナルド兄弟と出会い、マクドナルドのフランチャイズ権を獲得、全米展開に成功。1984年には世界8000店舗へと拡大した(現在マクドナルドは世界119カ国に約30000店を展開)。後年にレイ・クロック財団を設立。さらにメジャーリーグのサンディエゴ・パドレス獲得など精力的に活動を行った


 ロバート・アンダーソン(Robert Anderson)・・・アメリカ在住のライター、ジャーナリスト。


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