【私の評価】★★★☆☆78点
●大前研一氏の本は、あまり好きではありません。
なぜなら、自分がバカに思えるからです。
情報収集能力、行動力、分析力、表現力。
すべてにわたって刺激されます。
・私は悩む暇があったらまず行動する。それでうまくいけばよし。
もしうまくいかなかったら、どこが悪かったのか、その原因を
徹底的に探し、それを排除するには自分には何ができるかを考える。
・・・「悩まず考える」「考えたら行動する」(p150)
●大前氏のロジックは確かに正しいのですが、
極端な正論が多いので、多くの業界人は拒否反応をおこすかもしれません。
しかし、日本の業界の常識は、世界の非常識ということが、
あまりにも多いように感じます。
企業であれば倒産して、新たな企業がその業務を引き継ぎますが、
お役所の場合は、方向性を間違えば、日本という国家が倒産してしまいます。
・こういうふうに考えていくと、(北方)四島一括返還は日本の悲願と
いっていながら、それが実現したところで日本にとってメリットは
ほとんどないことがわかる。・・・シナリオを描いてみよう(p63)
●大前氏の話を聞いていると、「官僚が考えた方針」の反対を選択すれば、
そちらが正論である、ということに気がつきました。
ゆとり教育、再チャレンジと騒いでいるときは、もっと一流の人間を育てる。
北方四島一括返還と主張しているときは、二島で十分。
農民保護政策をやっているならば、保護しないほうが良い、ということです。
・今後の日本の繁栄を考えるなら、・・・たとえ格差が広がろうと、
一人のジャック・ウェルチ氏を生み出す可能性があるのなら、教育も
社会もその方向にシフトしなければならないのだ。(p37)
●「それは欧米的な考え方」と切ることもできますが、
今、日本に求められているのは大前氏のような人なのかも
しれません。
★3つとしました。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・日立はこの十五年間、売上高、従業員数がほとんど変わっていない。
・・・一方でGEは、ジャック・ウェルチ氏が在任中の二十年間に
売上高を五倍に伸ばし、逆に従業員数は大幅に減らしている。・・・
つまり、これは経営力の差なのである。(p32)
・何が壁か見極めろ
壁を突破するのに執念は不可欠だが、それだけではまだ足りない。
何が目標達成を妨げる壁になっているかが正確に把握できていなければ、
その執念も虚しく空回りするだけだ。(p51)
・聴衆を納得させ、同時に完成度の高い講演だったと思わせるには、
話を始める前に、最後の一分で何を言うのか決めておくのだ。・・・
修了が近づいてきたら徐々にフォーカスを結論に向かって絞りはじめ、
ラスト一分でビシッと決める。(p100)
・サラリーマンでいるうちは仕事人間でも仕方がない、楽しむのは
リタイヤしてからという発想しかできなくなってしまう。しかしながら、
六十を過ぎて、「さあ、人生をエンジョイしよう」と思ったところで、
いったい何ができるというのだ。(p143)
▼引用は、この本からです。
PHP研究所
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短時間で読み返せるのがいいな
コンパクトだがなかなかインパクトがある
うーん、ハードル高いなー・・・。
入門書としてどうぞ
日本のグルに反論は許されません【私の評価】★★★☆☆78点
■関連書評■
a. 「考える技術」大前研一、講談社
【私の評価】★★★☆☆
b. 「遊び心」大前 研一、学習研究社
【私の評価】★★☆☆☆
■著者紹介・・・大前 研一(おおまえ けんいち)
1943年生まれ。早稲田大学理工学部、東京工業大学大学院、
マサチューセッツ工科大学大学院卒業後、日立製作所。
72年マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク社。
現在、(株)大前・アンド・アソシエーツ、
(株)ビジネス・ブレークスルーなどの代表取締役。教授職多数。
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