「リッツ・カールトン20の秘密」井上 富紀子、リコ・ドゥブランク


【私の評価】★★☆☆☆


■著者紹介・・・井上 富紀子

 1951年生まれ。81年、夫の会社であるラブリークイーン入社。
 その後、テイクオフ(株)を設立し、独立。
 87年フィットネスクラブ開業。自らもインストラクター。
 2002年留学エージェント開業。
 06年ラブリークイーンに再入社。


■著者紹介・・・リコ・ドゥブランク

 1964年オランダ生まれ。89年ハーグ・ホテル・スクール卒業。
 ウォルト・ディズニーでユーロ・ディズニー系のホテル開業に携わる。
 95年ザ・リッツ・カールトン入社。バリ、上海、ソウルで人事部長。
 各所の副総支配人、総支配人などを経て、
 2007年ザ・リッツ・カールトン東京総支配人。


─────────────────

●世界には59のザ・リッツ・カールトンホテルがあります。
 そして、それらを全て訪れようと決心したことから物語ははじまります。

 ザ・リッツ・カールトンといえば、
 一泊5万円はくだらない超高級ホテル。

 それをすべて訪れることを決心するのは、
 並大抵の決心ではないでしょう。
(気軽に決心したかもしれませんが・・・)


●リッツ・カールトンを訪れると、
 あらゆる従業員が自分の名前を呼んで
 挨拶してくれるのは事実のようです。

 ポーターから、フロント、スタッフ、ハウスキーピングまで
 すべての従業員があなたの名前を覚えてくれるのです。

 ・お客様に、おはようございます、とだけ声をかけるのか。
  それともその後に一言、ミセス井上、とお名前を添えるのか、
  たったその一言、たった一秒の差が、ラグジュアリーと
  スタンダードの相違をつくります。(ドゥブランク)(p80)


●そして、常に顧客の情報を集め、全世界で共有することにより、
 全世界のホテルで同じおもてなしができるだけでなく、

 あるときから、言いもしないのに
 サービスが追加されることもあるようです。

 ・ある日を境に、リッツ・カールトンのホテルの部屋に
  コーヒーメーカーがお目見えするようになった。・・・
  それにしても、いつ、どこのリッツ・カールトンで私の
  朝の儀式が判明したのだろう?(井上)(p52)


●この本を読んで、リッツ・カールトンとは、1泊5万円の価値に
 チャレンジする挑戦者のように思えてきました。

 事業運営を考えれば1泊2万円にすることは簡単でしょう。

 しかし、あえて1泊5万円にすることで、顧客の期待と
 常に戦うことを選択しているのです。


●井上さんのすべてのリッツ・カールトンをまわるという
 その奇抜なアイディアと実行力は素晴らしいものです。

 そして、超高級ホテル:ザ・リッツ・カールトンの
 運営の秘密も素晴らしい。

 しかし、その二つの一緒にしたとき、
 プロモーションのように見えてしまうのが残念でした。


●素晴らしい本を一緒にすると、必ずしも素晴らしい本と
 ならないことに気付きました。

 しかし、リッツ・カールトンの秘密がわかる一冊ですので、
 ★2つとします。

─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・「リッツ・カールトンの持つ特別なアドバンテージは何ですか?」
  答えはシンプルです。
  「一に人間、ニに人間関係です」(ドゥブランク)(p44)


 ・世界中のリッツ・カールトンの従業員食堂には、ミスティークを
  生み出すためのBOXが備えつけられているのです。・・・
  従業員はお客様の情報を得ると、ただちにメモ用紙に記入し、
  BOXに投函するのです。・・・データベース化して全世界で
  共有しています。(ドゥブランク)(p93)


 ・身におぼえのない請求の通知に困惑しています“キーボードを
  たたき一気にメール文を書くと、その勢いで送信ボタンをクリックした。
  ♪プルル、プルル・・・発信と同時だったのではと疑うほど、
  間髪をいれずして、電話がなった。「ザ・リッツ・カールトン大阪の時枝です。・・・
  (井上)(p125)


▼引用は、この本からです。

リッツ・カールトン20の秘密―一枚のカード(クレド)に込められた成功の法則
井上 富紀子 リコ・ドゥブランク
オータパブリケイションズ (2007/04)
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1 井上氏の話が不要
5 最高のビジネス書。
5 サプライズの素晴らしさ

【私の評価】★★☆☆☆


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