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「台湾に生きている「日本」」片倉 佳史

2007/03/14公開 更新
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台湾に生きている「日本」 (祥伝社新書149)


【私の評価】★★★☆☆(70点)


要約と感想レビュー

 50年間、日本領であった台湾。そこには、古き良き日本の残骸が残っています。


 著者は台湾に残っている日本のなごり、機関車であったり、日本時代のコーヒー栽培などを紹介してくれます。


 石碑や駅や建物など一度は訪ねてみたいものです。片倉さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・私が台湾と関わりを持った1990年代当初、情報は少なく、現場を直接訪ね、古老に声をかけるしか方法はなかった。・・・白色テロ(国民党政府による民衆弾圧)の時代はすでに終わっていたが、完全な自由が訪れたと手放しで喜ぶことはできなかったのである(p24)


・台湾の林場はいずれも大がかりな伐採が禁止されている。日本統治時代は植林が励行されていたが、戦後は無計画な乱伐が繰り返されてしまった。植林の配慮もなされなかったため、無尽蔵といわれた森林資源は枯渇してしまった(p136)


・当時、台湾へ赴任した警察官は、例外なく多忙を極めていたという。森川巡査の場合は赴任地が半農半漁の寒村だっただけに、治安維持はもちろんのこと、廟を利用して寺子屋のようなものを設け、子どもだけでなく、大人にも日本語の読み書きを教えた(p193)


台湾に生きている「日本」 (祥伝社新書149)
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片倉 佳史
祥伝社
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【私の評価】★★★☆☆(70点)



目次

第一部 台湾に生きている「日本」を歩く
第二部 台湾人と日本人――日本統治時代の絆を訪ねて
第三部 台湾の言葉となった日本語辞典 


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