「歪曲報道: 巨大メディアの「騙しの手口」」高山 正之

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歪曲報道: 巨大メディアの「騙しの手口」 (新潮文庫)

【私の評価】★★★☆☆


●新聞、テレビなどのマスコミは、
 営利を目的とした私企業であり、
 政治的にも大きな影響力を持っています。


 そうした影響力を持つからこそ、
 広告費を集めることができますし、
 また、うまく利用しようという力が働くのも
 当然のことでしょう。


●著者は、産経新聞出身ですから、
 そうしたマスコミ業界の裏の話を
 知っているわけです。


 マスコミは真実を伝えることで成り立っていますが、
 真実を伝えていないこともかなりあるようです。


 ・日本軍が中支の渡河作戦で煙幕をたいた
  報道写真が見つかった。
  『朝日』はこれを「中国戦線で毒ガスを使った」ことにした。
  嘘の補強に藤原彰・一橋大学教授を使った。
  彼は「これぞ毒ガス」と大嘘を記事に添えた。(p118)


●また、マスコミは多くの圧力にさらされます。
 そして、その時の責任者の判断で報道は
 大きく左右されるのです。


 ・その昔、磯村尚徳という看板キャスターがいた。
  彼は朝鮮戦争に触れて
  「北朝鮮が侵攻して」と当たり前のことを口にした。
  途端に朝鮮総聯やら土井たか子やらが抗議してきた・・・・・
  NHKは磯村をして
  「私ごときが歴史評価を変えるなど僭越な・・・・・」
  と番組の中で
  頭を下げ、北朝鮮の言い分を正当とした。(p52)


●笑ったのはNHKのアフガニスタンの取材です。


 NHKはアフガニスタンの地元部族に安全保証費として
 100万円を支払って、「アフガンの自然と人々」のような
 番組の取材をしたそうです。


 一方、著者は、100万円の支払いを
 拒否してアフガンに入ったところ、
 老人に襲われるわ、
 村全体が盗賊を副業としていたりして、
 アフガンの真の姿がそこにあったということです。


●「●日新聞」とN●Kのあきれた報道を列挙する内容でしたが、
 冷静に事実を検証するスタイルであれば、
 より説得力があったのではないかと感じました。


 ・『朝日新聞』がその市民団体の声をこう伝える。
  「子供と教科書全国ネット21」と
  「つくる会の教科書採択を阻止する会」
  は連名で、「政治的暴挙」とする抗議声明を出し・・・・
  『産経』はこう書いている。「杉並区役所には
  過激派の中核派が支援する
  『つくる会の教科書採択を阻止する会』や共産党と
  友好関係にある『杉並の教育を考える会』
  の活動家ら・・・」と。(p111)


●北朝鮮の拉致事件が契機となって
 ●日新聞、N●K,T●Sが、北朝鮮、中共寄りの報道をすることが
 明らかになってきました。


 そうした現実を直視するきっかけになる本だと思います。
 ★3つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・NHKの番組「問われる戦時性暴力」は
  より厳しい始末がされるべきだろう。
  松井やよりという札付きの活動家と
  北朝鮮人工作員が組んで出演した模擬法廷・・・
  その法廷の演出に当のNHKの職員も
  一枚噛んでいた。(p77)


 ・米軍は・・・7年の占領期間中には
  2536件の殺人と3万件の強姦事件を起こした。
  そんな米国でも呆れるのがソ連兵・・・・・・
  そんな世界で例外が日本軍で、
  彼らはほとんど強姦と掠奪をしなかった。(p204)


 ・「日本は昔、アジアの国々でたいそう悪いことをしたな」
  と言い出した・・・違うね、ともう一度否定する。
  朝鮮についていえば植民地(colonize)じゃない。
  あれは併合(annex)だった。
  米国がテキサスを手に入れるときの併合と同じだ。
  それに日本の統治はうまくいった。少なくともフィリピンを
  植民地支配した米国に何かいわれるほど
  非道なことはしていない。(p2)


▼引用は、この本からです。

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5 この本が真実ならずっと今まで騙されてきたわけで
3 どうも何でも軽いんだなあ、
5 本当に「過去を直視」すべきは朝日新聞
5 悪質な多事争論
5 おのれ朝日新聞!!

【私の評価】★★★☆☆



■著者紹介・・・高山 正之(たかやま まさゆき)

 1942年生まれ。大学卒業後、産経新聞入社。
 社会部デスクを経てテヘラン支局長、ロサンゼルス支局長。
 98年から産経新聞勇敢にコラム「異見自在」を執筆。
 2001年から帝京大学教授。


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