中経出版
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「上司が突然外国人」の私には有難い本
問い続ける精神
著者の幅広い教養としなやかなバランス感覚が垣間見える好著【私の評価】★★★★☆
■著者紹介・・・スティーブ・モリヤマ
本名、森山 進。ベルギー在住。
ウェールズ会計士協会正会員、ベルギー王国後任税理士協会正会員。
プライスウォーターハウス・ロンドン事務所を経て、
現在、プライスウォーターハウス・クーパース社ベルギー事務所協同経営者。
●よくある英会話本とは一線を画す、欧米人と仕事をする人のための
注意点をまとめた一冊です。
海外での仕事をするならば、英語ができるだけではだめで、
欧米人の考え方を理解することが大切です。
・一般に欧米人の間では、自分の発言中に相手にさえぎられることを
たいへん嫌がるのです。このことを知らないと、欧米人に不快感を
持たれやすいのです。(p30)
●さらに、上司と部下の関係となると、
欧米人との文化の差を理解することは、極限にまで大切になります。
会社のビジョンを理解してもらい、
よりよい仕事をしてもらうためには適切なコミュニケーションが
必要となるわけです。
・欧米人にとっての「反省」とは、あくまでも自分の心の中でのことです。
・・・また、もちろん個人差はありますが、欧米人は「強気の加点主義」
に固執する傾向があります。・・・だからこそ、欧米人はミスをしても
徹底的に自己弁護するのです。・・・「どうやったらこの状況を
改善できるのかと前向きに、相談口調で聞いてみることです。(p37)
●欧米人と仕事をするときに、どうすれば理解してもらえるか、
どうすれば仕事を改善してもらえるか、
そのヒントがこの本にあります。
・欧米ではなかば強迫観念的に、「議論において感情は出すな。何としても
抑えろ。原則に忠実たれ」と考える人が多いのです。このため、日本人が
生理的に受けつけにくい理屈や屁理屈を用いた説得を試みるのです。(p80)
●ベルギーで実務に携わる著者の経験談は貴重です。
欧米人と仕事をすることのある人には必読の一冊でしょう。
★4つとしました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・日本では、相手に対して少しでも反論するだけで、逆恨みされる
確率が高いといえます。・・・一方、古くから多民族社会であった
欧米では、異なる意見(異見)と共生することに慣れている人が
多いようです。(p43)
・欧米人も日本人のように「集団の中で自分の居場所を見つけたい」と
思っているのであれば、両者の決定的な違いは何なのでしょうか?
・・・欧米は熾烈な競争社会です。・・・このため、日本のように
積極的に自分の弱みを見せたり、ばかを演じる人はあまりいません。
(p48)
・ラテン・ギリシャ語源の言葉(例:procrastinate:すべきことを先送りする)
を避け、なるべくアングロ・サクソン系の言葉(例:put off:延ばす)で
表現することなどを、常日ごろから心がけておいたほうがよいでしょう。(p105)
・「事前準備の重要性」ですが、会議の日程と議題が示された段階で、
自分の意見を整理し、事前にほかの出席者と意見交換しておく必要
があります。(p113)
▼引用は、この本からです。
「英語の会議にみるみる強くなる本」スティーブ・モリヤマ、中経出版
(2003/10)¥1,575【私の評価】★★★★☆
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