「お金をたくさん稼ぐには」

お金をたくさん稼ぐには。―「お金持ち」になれる人の考え方 (王様文庫)

【私の評価】★★★★☆88点


■著者紹介・・・日下 公人(くさか きみんど)

 1930年生まれ。大学卒業後、長期信用銀行入行。
 取締役を経て、現在、ソフト化経済センター理事長、
 多摩大学大学院教授、東京財団会長。著書多数。


●お金とは不思議なもので、ないと非常に困りますが、
 あってもそれなりに困るもののようです。

 経済発展とともにお金を持つようなった日本人には、
 お金について学ぶ必要があるのかもしれません。


 ・「日本人はお金持ちとよくいわれるが、ウチにはお金がなくて
  自分は貧乏だ。毎月、思うように貯金ができなくて将来が不安だ」
  と反論する人がいるかもしれないが・・・世界の国のほとんどは
  貯金どころか明日食べるものを買うために、必死で働いているのだ。
  (p230)


●まず、お金がない場合ですが、
 お金を稼ぐのは簡単で、役立つ人間となること、
 つまり、人にお金を稼がせることができれば、
 その分け前をもらうことができます。

 ・カーネギーには、お金儲けに関するさまざまなエピソードが残されている。
  ・・・カーネギー少年はその写真屋のひとつを訪ね、こういった。
  「私を倍の時給で雇いなさい。その代わり一ヶ月でこの店の売り上げを
  倍にしてみせます」(p70)


●また、お金を有効に使う方法としては、
 普通の日は質素に生活をして、
 誕生日、旅行など行事があるときには、奮発してお金を使うという
 のもひとつの方法のようです。


 ・人間が発明した知恵は、「平日はコスト・パフォーマンス重視。
  休みは予算を決めたら、あとはコストを考えない」である。
  つまりハレとケ。・・・その変化を楽しむことが心と人生を
  豊かにするのである。(p48)


●次にお金がある場合ですが、お金を持つということは、
 お金の使い道を決定するという責任を負っていることになります。

 なぜなら、お金の使い道によって自分の幸福、不幸も決定するし、
 その国の経済も左右されてしまうからです。


 ・志があって、お金がほしいというのであれば、その人はホンモノである。
  志がないのに漠然とお金が欲しいと思っている人は、ニセモノである。(p61)


●有効な使い道があってこそお金が生きるわけで、
 そうした人にお金が集まっていくのであり、
 それがお金を持つお金持ち、銀行の役割と言えるのでしょう。


●大きな視点で、お金について考えてみるきっかけとなる良書だと
 思います。星4つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・お金持ちには心配の種がつきない。
  お金がないことは、ある意味で幸せなこと。(p84)


 ・お金そのものが自然に人を幸せにするわけではない。
  どう使うかによって「幸せなお金」になったり
  「不幸なお金」になったりする。(p151)


 ・ロシアや中国がやたらにお金を貸せというのは、
  返す気がないからだ。・・・日本人はそれを知らずに
  貸してしまい、後でカッとなる。戦争はもともと、
  こうした海外権益を守るというところからはじまっている。(p210)


▼引用は、この本からです。

【私の評価】★★★★☆88点


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このページは、本のソムリエが2006年11月15日 11:30に書いたブログ記事です。

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