【私の評価】★★★☆☆
■著者紹介・・・宮崎 正弘
1946年生まれ。学生時代、日学同の機関紙である「日本学生新聞」編集長。
大学中退後、雑誌『浪漫』企画室長を経て、貿易会社を経営。
「もうひとつの資源戦争」「日米先端特許戦争」「軍事ロボット戦」
「中国、次の10年」「中国大分裂」「人民元大暴落」など著書多数。
●中国についてマスコミから多くの情報が流れていますが、
現実とかけななれた報道が多いようです。
これは、中国共産党宣伝部が、
組織的にマスコミの統制を行っているからです。
・瀋陽領事館事件・・・いたいけな幼児を無慈悲に拘束する武装警官の
現場をビデオに収め世界に配信した共同通信社に対して中国は
ビザの継続などで散々な嫌がらせをかけた。(p115)
●そうした情報統制のなかで、この本は、
中国のマイナス面を教えてくれる一冊です。
中国には、日本とかけ離れた商習慣、民度の低さ、パートナ―の裏切り、
共産党からの嫌がらせ・脅迫、台湾(米国、日本)との戦争など
多くの危険が存在します。
・割り箸は2008年北京オリンピックの年から中国製は入ってこなくなる。
理由は森林資源保護ということだが、ホンネは国内需要が間に合わなく
なったからだ。いつでも「約束を破る癖」が身についている中国人に
とっては、もっともらしい理由をつけて契約を破棄することなど
なんでもないことなのである。(p24)
●それでも、将来、中国共産党が崩壊し、
民主化される可能性もあり、
そうなれば中国は未開の巨大市場となるわけです。
つまり、そうした混乱をも考慮した長期的視野を持った
中国投資が必要なわけです。
●中国についてのプラスの情報が溢れるなかで、
現場のマイナス情報を得ることのできる一冊です。
より現実を知るために読む価値があると考え、
★3つとしました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・1970年代から80年代にかけて中国は南シナ海を実効支配に及んだ。
とくに南沙および西沙諸島をめぐってベトナム、マレーシア、ブルネイ、
フィリピンなどと軍事的に小競り合いもあったが、岩礁に軍事施設を
電光石火の早業で建設し、「ここは昔から、中国の領土、文句あっか」と
居座る。(p104)
・中国を相手にするには、人質に取られ泥沼に入り込まないよう入念な
警戒が常に必要である。戦前、日本人が中国で何をされたか?
上海事件、南京事件、済南事件、そして通州事件から通化事件まで。
いずれも日本人居住区が襲われ、多くが惨殺され、婦女子は強姦された
うえ局部に棒を突っ込まれ、内臓が飛び出した遺体も多かった。(p97)
・中国の経済を牛耳る地下人脈を語るとき、出身地別の仕分けが必要である。
・・・いまも「上海閥」が政治ばかりか、中国のビジネス中枢を動かしている。
・・・胡錦濤は安徽省出身、トウ小平は四川省、毛沢東は湖南省出身。(p133)
▼引用は、この本からです。
「中国人を黙らせる50の方法」宮崎 正弘、徳間書店(2006/7)¥1,680
【私の評価】★★★☆☆
(Amazonの評価: http://www.1bk.biz/chugoku.html )
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