2006年10月アーカイブ

【私の評価】★★★★★(90点)


■著者紹介・・・柴田 謙介

 1956年生まれ。大学卒業後、全国紙記者、出版社勤務を経て、
 1988年に独立。現在、出版プロダクション社長。
 現代の日本語について研究を続けている。


●1日30万円のコンサルタントと会議に参加する機会がありました。

 そのコンサルタントの内容自体はたいしたことはなかったのですが、
 驚いたのはそのコンサルタントの受け答えです。


●こちらは素人ですから、少なからずトンチンカンな質問をする人も
 いるわけです。

 そうした人にも、バカにするような素振りは見せず、
 「そういうこともあるでしょうね」と受けて、話を続けるなかで、
 でもやっぱりこうですよね、と自分の話の方向に持っていくわけです。


●そこで、トンチンカンな質問をした人は、自分が間違っていたことに
 気づくのですが、「それはちがいますよ」と言わずに、
 相手に気づかせるテクニックに、私は驚愕しました。


 ・意見交換の場では、相手に何を言われても、いったんは受けとめることが
  大切だ。「そんなことはない」と一方的に相手の言葉を否定するのは、
  言葉につまった子供の言い訳のように聞こえて、場をシラけさせるだけだ。
  それよりは、「なるほど」「たしかにそうですね」・・・(p18)


●「○○さんは、いらっしゃいますか?」と言われて、
 「○○さんは、いらっしゃいません」と受け答えするOLは問題外ですが、
 ちょっとした言い方で、仕事の結果が変わってくることがあります。


 ・うちの会社においでになったのは、はじめてでいらっしゃいますか?
  ・・・弊社にお越しになったのは、はじめてでいらっしゃいますか?
  と言えば、上品かつ洗練された言い回しになる。(p141)


●この本は、そうした、間違いやすい日本語を
 具体例を挙げて教えてくれる【話し方の辞書】ともいえるものです。

 私の読んだこの手の本の中で、具体的でもっとも分かりやすく、
 社会人として繰り返し読むべき一冊です。★5つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・子供に何かうながすときは、自分がそう言われたとき、素直に聞けるか
  どうかを考えて言葉を選ぶことだ。たとえば、「今日は宿題もあるし、
  これを見終わったらテレビは終わりにしようね」と言えば、子供は
  素直に聞くことだろう。(p40)


 ・それほど急ぎでない用事を頼むとき、つい口にしがちな言葉が、
  「暇なときでいいから、やっといてくれる?」というものだ。
  だが、これでは、頼まれたほうも困ってしまう。・・・
  頼むときは、「○○まで」と、期限をはっきり決めることが重要だ。 
  (p49)


 ・上司や先輩に相談事があるとき、いきなり「課長、いまいいですか?」
  とか「先輩、ちょっといいですか?」と聞く人がいる。・・・
  「お仕事中、失礼します」とひと言断るのが、常識だ。(p54)

▼引用は、この本からです。
ものは言いようで腹が立つ」柴田 謙介、サンマーク出版(2005/10)¥1,365
【私の評価】★★★★★(90点)


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3週間続ければ一生が変わる―あなたを変える101の英知
【私の評価】★★★☆☆75点


●原書は「あなたが死ぬとき、だれが泣いてくれますか?」
 (Who will cry when you die?)というだけあって、
 いかに生きるべきか?について書かれた一冊です。


 ・息子よ、おまえが生まれて、まわりの人たちが喜んでくれているあいだ、
  おまえはずっと泣きっぱなしだったのだ。お前が喜んで天国へ行くとき、
  まわりの人たちが泣いてくれるような人生を送りなさい(p16)


●内容としては、通常の成功哲学本と同じですが、
 質の良い名言が数多く入っているのが、特徴といえるでしょう。


 ・トマス・カーライルのことばに、つぎのようなものがあります。
  「その思想がたとえ高潔なものであっても、人間の最終目標は
  思想ではなく行動である」(p22)


●著者は、かなりの成功哲学本を読み込んでいるようです。
 もう少しSLIの経営者としての著者の経験が入っていると
 最高なのですが・・・。

 成功哲学本として高品質であることに違いはありませんので、
 ★3つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・哲学者セネカはこう述べています。
  「困難だから、やろうとしないのではない。
  やろうとしないから、困難なのだ」(p28)


 ・早起きは、あなたが自分自身に与える贈り物です。(p50)


 ・「まったくするべきではないことを能率的にする。
  これほどむだなことはない」(ピーター・ドラッカー)(p67)


 ・問題をきちんと述べられれば、半分は解決したようなものだ
  (発明家のチャールズ・ケタリング)(p90)


 ・東洋の古い思想によれば、充実した人生を送るには三つのことを
  しなければならないそうです。
  息子をもうけ、本を一冊書き、木を一本植える。(p254)


▼引用は、この本からです。

3週間続ければ一生が変わる―あなたを変える101の英知
ロビン シャーマ
海竜社
売り上げランキング: 25880
おすすめ度の平均: 4.0
5 中学1年生の時の私のとっては
5 人生の質を高める意識革命書
5 モチベーション上がります。
5 シンプルで賢い生き方が自然にできる
5 読みやすい

【私の評価】★★★☆☆75点


■著者紹介・・・ロビン・シャーマ

 ビジネスマンや経営者の潜在能力の開発を支援する
 シャーマ・リーダーシップ・インターナショナル(SLI)のCEO。
 自己啓発の権威といわれている。元弁護士。


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ある広告人の告白[新版]
デイヴィッド・オグルヴィ 山内 あゆ子
海と月社

【私の評価】★★★★☆

■著者紹介・・・デイヴィッド・オグルヴィ

 1911年生まれ。コック見習い、訪問販売員を経て、
 1938年にアメリカに移住。視聴者調査研究所で副所長を務める。
 1948年ニューヨークで広告会社を設立し、現在の国際的大手広告会社
 オグルヴィ&メイザーにまで発展させる。1999年逝去。

●大きくなる会社には秘密があるものです。

 この本は、国際的大手広告会社オグルヴィ&メイザーの創業者が
 1966年に自社のPRのために書いた広告で成功するための
 秘訣です。

 ・ひとつだけ、ほぼあらゆるケースに通用する戦略がある。
  それは「しゃべりはクライアント候補に任せる」ことだ。
  聞き役にまわればまわるほど、“敵”にはあなたが賢く見える。(p79)


●もちろん1966年と古い本であり、マーケティングの現在の常識と
 異なることはありますが、オグルヴィ&メイザーがどうして
 一流の広告会社となったかが書いてあります。

 ・第一に私は、広告業界紙の記者たちを昼食会に招き、
  無勝手流で一から大会社を築こうとしているという突拍子もない
  夢を語った。(p72)


●まず、一流の人を集め、楽しく、努力する人を引き立てています。

 ・私は自らの跡を継げるような優秀な人間を部下に選ぶ人間を尊敬する。
  追い落とされるのではないかという不安から、自らより劣った人間を
  部下に選ぶ人間は哀れだ。(p45)


●そして、当時、まだ小さい広告会社であったにもかかわらず、
 身の丈にあった、良質のクライアントを選別!しています。

 ・長期間売り上げが落ち込んでいる商品には近づかないことにしている。
  そういう場合は必ずと言ってよいほど、商品自体に本質的な欠点があるか、
  もしくは経営陣が無能なのだ。(p99)


●この本の良い点は、著者が一流のコピーライターだけあって
 気の利いたセリフで満ち溢れているので、
 そして読んでいて楽しいということでしょう。

 ・コナン・ドイルは「凡人は身の丈以上のことがわからない」
  と言ったが、私に言わせれば、凡人は天才を見分け、恨み、
  なんとかして叩きつぶしたいという衝動にかられるものだ。(p161)


●経営について、広告について、そしてジョーク。
 文句なく楽しく読める一冊です。★4つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・一流広告会社の社長に、自社の重要人物二人を連れて自宅の夕食に
  来るように招待してみることだ。・・・秘密を漏らすようなことが
  ないかどうかチェックする。また、何かバカげたことを言ってみて、
  それに反論するような気骨があるかどうかも見てみる。(p147)


 ・すべてをテストせよ・・・広告用語の中でもっとも重要な言葉は
  「テスト」だ。(p159)


 ・1941年、ウィンストン・チャーチルは海軍第一大臣にこんな
  メモを送っている。英国海軍がいかに近代戦に適するように改善され
  ているかを、本日、一枚の紙の片側のみに記して報告されたし。(p248)


 ・眉間にしわを寄せて取り組めばたぶん胃潰瘍で死んでしまうが、
  陽気な気分で楽しんでやれば、心安らかに眠りつつ、たとえ
  失敗したところでケガなく立ち直れる。(p82)

▼引用は、この本からです。
ある広告人の告白」デイヴィッド・オグルヴィ、海と月社(2006/6)¥1,890
【私の評価】★★★★☆


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樋口広太郎の元気と勇気が出る仕事術―創造型ビジネスマンをつくる仕事十則・管理職十訓
【私の評価】★★★☆☆77点


■著者紹介・・・樋口 廣太郎

 1926年生まれ。
 1949年、京都大学卒業。住友銀行入行。
 1982年副頭取。
 1986年アサヒビール社長就任。
 「スーパードライ」を大ヒットさせる。


●業績を急回復させている社長には、
 共通点があるように感じます。


●まず、自ら現場を歩き、顧客の話を聞くことで、
 会社の現状を把握しています。

 ・顧問に就任した私は、北海道から九州まで全国の特約店、
  販売店をかけ回った。・・・いただいた名刺は二ヵ月で
  約2500枚にものぼった。(p23)


●そのうえで、社長自らの責任で、コスト削減、
 新商品開発などに断を下します。

 現場を理解しているからこそ下せる決断というものが
 あるのでしょう。


●そして、さらに、会社の状況を全社員で共有し、
 社長の危機感を社員と共有することも忘れません。


●こうしたことは、当たり前のようなことに思われますが、
 実際、そうした社長が少ないということは、
 実行が難しいということなのでしょう。


●スーパードライを市場に送り込むことができた秘密が、
 この本の中にあるように思いましたので、★3つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・人生とはおもしろいものだ。明るく、元気に、大きな声で
  自分への挑戦を続けていくと、自然にエネルギーが湧き、
  そのエネルギーが強い運勢を引っ張ってくる。(p2)


 ・本を読むことも大切だが、それよりもいい友人をつくることが
  大切だ。若いうちはそのためなら少々の犠牲はかまわない。
  (伊部恭之助)(p56)


 ・期限のつかない仕事は「仕事」ではない。(p78)


 ・松下幸之助翁は、自分は体が弱いという弱点をさらけ出しておいて、
  「腑に落ちん」「ピンとこん」とだけいって担当者たちに徹底的に 
  考えさせる。(p168)


▼引用は、この本からです。


【私の評価】★★★☆☆77点


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リラックス系プチ瞑想術 (だいわ文庫)
【私の評価】★★★☆☆


■著者紹介・・・宝彩 有菜(さいほう ありな)

 冥想家、画家。


●私も瞑想しています。
 <前日、蒔いた成功の種>の3.呼吸鍛錬をする がそれにあたります。
 腰骨を立て、深い腹式呼吸をゆっくり繰り返します。

 すると体が活性化するというか、
 唾液が出てきて、身体が火照ってきます。

 ・瞑想をしていると、唾液がたくさん出てきたり、
  目が涙目になったりすることがあります。(p35)


●著者は、瞑想によって、頭が真っ白になり、
 深層心理にある過去の経験の理解(トラウマ?)が
 リセットされたという経験があるそうです。

 
●私はそうした頭が真っ白になった経験はありませんが、
 身体のリフレッシュだけでもやる価値があると考えています。


●実は、冥想の真の価値は★4つなのかもしれませんが、
 私自身、頭が真っ白になった経験がないので、★3つとしておきます。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・瞑想とは、自分で自分の心をコントロールする技術です。(p12)


 ・人間は心の持ち方一つで、
  幸せにも不幸せにもなれるということです。(p14)


▼引用は、この本からです。
リラックス系プチ瞑想術」宝彩 有菜、大和書房(2006/5)¥600
【私の評価】★★★☆☆


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最強トヨタの7つの習慣―なぜ「すごい工夫」が「普通」にできるのか (だいわ文庫)

【私の評価】★★★★☆85点


トヨタ関係の本では、著者の若松 義人さんのものは、
 はずれがありません。

 これは、著者が大野耐一氏と直接仕事をしたことで、
 知識だけではない本質のトヨタ方式というものを
 理解されているからでしょう。

 ・仕事は権力ではない。理解と納得である。誠意を持って
  足で稼げ(大野耐一)(p236)


トヨタ生産方式とは、単なる方法ではなく、
 大野耐一氏の生み出したモノ作りの考え方なのです。

 そして、それをいかに組織に浸透させていくのか。
 そうした地道な普及活動にも大野耐一氏の考え方は、
 深いものがあります。

 ・信念を持って同じことを何度も言うことが必要です。
  ときに言葉を換えながら、『この人は本気なんだ』と
  相手が思うまで言い続けることが大切です。重要なのは
  『変わるまで言う』こと。(p115)


トヨタの車には突飛な感動はありませんが、
 堅実な強さがあります。

 これも、社風、仕事の進め方の結果といえるでしょう。

 ・ホンダマンは夢を語りたがるが、
  トヨタマンはどこに問題があるかを語りたがる(p3)


●一冊、二冊読んだだけでは、トヨタ生産方式は理解できないと
 思いますが、それでも読んでいただきたい一冊です。
 ★4つとしました。

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・売上げ規模では、トヨタ1対GM60。比較にならなかった。
  原価ではトヨタ1対GM0.5。半分である。・・・
  平然と世界トップのGMをベンチマーキングの相手に選ぶのが
  トヨタ流だ。(p22)


 ・トヨタ流改善の定着に欠かせない言葉がある。
  「気軽に、楽しく、即改善」
  である。新しいアイデアを思いついたら、すぐにやってみるのが一番だ。
  (p51)


 ・豊田英二氏は技術開発や部品づくりを外部にまかせることに慎重で、
  「なか(社内)でやれ」と自社開発にこだわった。(p70)


 ・トヨタ流は、自分の目で見に行く時間と手間を決して
  惜しまない。報告書や数字も見るが、より重要なのは
  事実である。(p82)


 ・わしの言う通りやるやつはバカで、やらんやつはもっとバカ、
  もっとうまくやるやつが利口(大野耐一)(p123)


 ・新しい方法と既存の方法の二つがある場合、コストや経費が
  ほぼ同じなら、必ず新しいほうを採用してほしい。それには勇気がいる。
  ・・・そこに自分をかける人間が成功する。(p129)


 ・同じ標準作業表を一か月ぶら下げていれば、
  「お前は一か月遊んでいたのか」
  と言われるほどトヨタ流の改善スピードは速い。(p206)


▼引用は、この本からです。

最強トヨタの7つの習慣―なぜ「すごい工夫」が「普通」にできるのか (だいわ文庫)
若松 義人
大和書房
売り上げランキング: 208849
おすすめ度の平均: 4.5
5 トヨタ哲学書
4 トヨタ流の入門書
4 「カイゼン」の魅力

【私の評価】★★★★☆85点


■著者紹介・・・若松 義人

 1937年生まれ。トヨタ自動車工業に入社後、
 生産、原価、購買の各部門で大野耐一氏のもと
 「トヨタ生産方式」の実践、改善、普及に努める。
 現在、カルマン株式会社代表取締役社長。


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やらまいか!
やらまいか!
posted with amazlet on 06.10.20
大須賀 正孝
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 42,207
おすすめ度の平均: 4.33
4 「たたきあげ」の物流経営論
4 起業家志望者、必読の書
5 おもしろい。
【私の評価】★★★★☆88点


■著者紹介・・・大須賀 正孝

 ハマキョウレックス代表取締役。
 1941年生まれ。大手メーカーに勤務後、青果仲介業などを経て、
 1971年に浜松協同運送を設立。
 1997年店頭公開、2003年東証一部上場。


●トラック輸送業を営む著者が、ひょんなことから
 イトーヨーカドーの物流センターの運営を請負うことになりました。

 著者は、物流センターについてはまったくの素人ですが、
 トラック運送業時代に取引先の倒産で多額の借金を背負い、
 死ぬ思いでコストを削減した経験が、
 物流センター運営で生きることになります。


●まず、収支日計表でトラック毎の収支を把握していたのを、
 物流センターのコスト管理に適用します。

 現場の一人ひとりが、今日の自分の仕事は儲かっているのか、
 赤字なのか、大雑把に把握することができるのです。

 現場の人はバカではありませんから、もし自分の仕事が赤字であれば、
 自然と黒字にしようと頭を使うわけです。

 ・収支日計表の目的は完璧を追求することではない。・・・
  自分の担当している仕事が儲かっているのか、それとも
  赤字なのかを社員一人ひとりに理解させることが真の狙いだ。
  (p57)


●また、現場のやる気を強化するために、
 日替わりで班長を変える制度があります。

 通常、ベテランが班長となるのですが、
 パートタイマーでも班長となることができるのです。

 人間とは不思議なもので、
 役職がつくと、その責任を全うしようとします。(本当に不思議)

 ・オレは作業員たちが仕事に責任感を持ち、「動かされる」
  のではなく、自分から「動く」ような職場環境をつくりたかった。
  そこで思いついたのが「日替わり班長制度」だった。(p74)


●結局は、現場でコスト削減の知恵が出ること。
 そして、実際に効率的な運営できるということが大切なわけで、
 それを実行できているからこそ著者の会社は好業績を
 残しているのでしょう。


●多額の借金により、死ぬ思いででコスト削減に取り組んだことが、
 今の成功につながっているわけで、「死ぬ思いもまたよし」
 というのも、ひとつの人生の妙味だと感じました。

 現場の力を引き出す知恵と経験に学ぶべき点が数多くありましたので、
 ★4つとします。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・開発チームのメンバーも五~六人くらいがちょうどいい。
  メンバーが多すぎるとコストばかりかかる。(p90)


 ・新聞の購読料は自分で払うようにしたほうがいい。
  ・・・自腹を切っていれば、もったいないからといって
  必ず目を通すようになる。(p92)


 ・当時の運輸省は営業免許を持たない白トラ営業を違法行為だと 
  言いながら、白トラ営業の経験がない会社には免許を下ろさなかった。
  ・・・仮に免許を申請しても、当時は運輸省から許可が下りるまで
  二、三年かかっていた。(p31)


▼引用は、この本からです。
やらまいか!」大須賀 正孝、ダイヤモンド社(2005/5)¥1,575
【私の評価】★★★★☆88点


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アングロサクソンは人間を不幸にする
ビル トッテン Bill Totten
PHP研究所
売り上げランキング: 195,757
おすすめ度の平均: 5
5 新聞・TVの電波にのらない貴重な少数意見


【私の評価】★★☆☆☆

■著者紹介・・・ビル・トッテン

 1941年生まれ。1963年 ロックウェル社(アポロ計画)勤務。
 1967年 システム・デベロップメント社(SDC)勤務
 1969年 SDCの社員として日本の市場調査のため来日。
 1972年 パッケージソフト販売会社アシストを日本に設立、現在に至る。

●「欧米の資本主義は人間を幸福にしない」というのが著者の
 主張です。

 その理由は、欧米では資本主義の名のもとに、
 金持ちが貧乏人を搾取してきたからです。

 ・アメリカ経済はたしかに活況を呈しているが、
  その利益を受け取っているのはほんの一握りの金持ちだけである。
  (p2)


●この背景には、狩猟民族であるアングロサクソンの
 弱肉強食の遺伝子があり、
 強いもの、つまり金持ちがさらに金持ちになるだけであると、
 バッサリ切り捨てています。

 ・イギリスは戦闘的な狩猟民族だったゲルマン人たちによって
  つくられた国だ。・・・彼らの考え方は、円満に共存共栄を
  図るというものではない。勝つか負けるか、弱肉強食の
  考え方なのである。(p90)


●そうした資本主義に対抗する形で、「社会主義」「共産国家」
 という考え方が生まれてきたのですが、
 結果を見れば、社会主義の仕組みがうまくいかないのは
 明らかでしょう。

 著者は、日本社会こそが成功した社会主義であり、
 日本のような共存共栄の考え方こそが、
 一般市民の幸福を達成するものだとしています。

 ・高度成長期の日本では、一企業、一個人が高利を貪り、
  莫大な利益を上げることをよしとせず、皆で利益を
  分かち合ってきた。・・・そのようにして日本は、
  世界にも稀な貧富の差の少ない社会を築いてきたのである。
  ・・・日本人の価値観の中心は、カネではなかった。
  大多数の人々の幸福だった。(p192)


●著者は、現在の日本経済の停滞は、日本的経営の失敗ではなく、
 私利を求める官僚や、理念を捨てた企業経営によるものであり、
 いまこそ、経営理念に基づく経営、日本的経営に
 回帰するべきだとしています。

 ・日本社会と経済が衰退しはじめたのは、日本企業がこうした
  経営理念を捨て、貪欲に利益を追求しはじめたからだと思う。
  (p181)


●アングロサクソンである著者が、日本的経営の素晴らしさを
 説いてくれるのも不思議ですが、
 日本的経営を見直すのに良い本だと思いますので、★2つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・資本主義は、基本的に金持ちの哲学である。(p56)


 ・私の目から見ると、宗教心のない日本人のほうがまだ欧米人より
  モラルが高い。・・・カトリックでは、十字軍の昔から、どんな
  略奪をしても、どんなに人を殺しても、司祭に告解し教会に
  寄付すれば天国に行くことができるというようなことを教えている。
  (p163)


▼引用は、この本からです。
アングロサクソンは人間を不幸にする」ビル・トッテン、PHP研究所
(2000/8)¥1,150【私の評価】★★☆☆☆


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3秒でハッピーになる 名言セラピー
【私の評価】★★★★☆89点


■著者紹介・・・ひすい こたろう

 コピーライター。心理学を学び、心理カウンセラー資格を取得。
 メールマガジンにて名言セラピーを配信している。


●軽いタッチで、人生の名言を集めた一冊です。
 本質を見据えた名言を選んでいるので、
 著者のセンスに感心しました~♪


 ・やればやるほどおもしろくなるもの・・・
  それを
  仕事という(斎藤一人)(p93)


●しあわせ、お仕事、お金、恋愛とテーマわけされて
 気軽に読めるのが良いところだと思います。

 こうした軽い切り口の本だからこそ、
 あまり人生をまじめに考えない人にも
 厳選された名言を読んでもらえるわけですね♪


 ・99%の人間は、現在こうだから、
  将来はどうなるのかと考える。
  1%の人間は、将来こうなるから、
  現在どのように行動すべきかを考える。(神田昌典)(p64)


●軽いタッチながら、中身は重厚。
 そのアンバランスに感心して、★4つとしました♪


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・松下幸之助は、面接のときに必ずこの質問をしたそうです。
  「あなたの人生は、いままでツイていましたか?」
  (p17)


 ・徹底的に小さく小さく絞り込んで、
  そこで小さなNo.1になろう。(p113)


▼引用は、この本からです。

3秒でハッピーになる 名言セラピー
ひすい こたろう
ディスカヴァー・トゥエンティワン
売り上げランキング: 646
おすすめ度の平均: 4.5
5 笑いたくて購入しました。
2 たしかに、文章は面白いけど自己啓発本としては普通。
5 なるほどねぇ~

【私の評価】★★★★☆89点


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【私の評価】★★★★☆


■著者紹介・・・細川 勝

 1954年生まれ。20年間の新聞記者生活を経て、
 2001年フリーとして独立。歴史文化や産業の分野を中心に
 取材執筆する。



●長崎県の尾崎さん(65歳)は、旅行好きの妻と一緒に
 石川県にある有名旅館「加賀屋」にツアー客として宿泊しました。

 宿の設備だけではなく、客室係の行き届いた心配りと対応に
 驚いた尾崎さん夫妻は、今度はツアーではなく二人でもう一度
 「加賀屋」に泊まろうと話し合いました。


●ところが、尾崎さんの妻は2004年12月、末期ガンで他界。

 ベッドに寝ているときも「旅行がしたい」
 「加賀屋に行きたい」と言い続けた末の無念の死でした。


●尾崎さんは、妻の供養になればと、
 妻の遺影を胸に抱き、「加賀屋」に宿泊する北陸旅行を計画しました。
 自分の心の整理にもなると考えたのです。


●尾崎さんは、石川県和倉温泉「加賀屋」に到着しました。
 七尾湾と沖に浮かぶ能登島の景色が心を落ち着かせます。

 部屋に案内されて浴衣に着替え、風呂から上り
 食事がテーブルに並べられているとき、
 尾崎さんはカバンから妻の遺影を出し、テーブルに置きました。


●こぼれるような笑顔を浮かべた尾崎さんの妻芳子さんの写真に
 ハッと気づいた客室係の女性は、

 「少々お待ちくださいませ。いま、陰膳を用意させていただきます」

 と部屋を出て行きました。


●数分後、その客室係の女性は、
 丸い漆塗りのお盆と、料理を盛った小鉢を持って現れると、
 テーブルの上に見事な陰膳を作りました。

 そして最後に彼女は美しい花を陰膳に添えたのです。

 妻の微笑みと一緒に、客室係の女性と一緒に乾杯し、
 尾崎さんは心温まる時間を過ごしました。


●翌朝、客室係の女性は和倉温泉駅のホームまで同行し、
 尾崎さんを見送りました。

 列車が発車する直前、客室係が手を振ってお辞儀をすると、
 尾崎さんの目からは涙があふれ、
 次の駅に着くまで止まることはありませんでした。


・・・・・・・・・・・・・・


●石川県和倉温泉の加賀屋は、「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で
 26年間も日本一の座を守っています。

 2006年に創業100年を迎えた加賀屋には、
 今も感動の数だけ、感謝の手紙が届いているそうです。


ディズニーランド、ザ・リッツ・カールトン大阪とはまた違った
 一流を感じることができましたので、★4つとしました。




■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・漁業補償の交渉の席で、漁業協同組合の組合長から「なんで、
  わしらが都会の人間の電気を作るための犠牲にならんと
  いかんのか」と、厳しく詰め寄られ、畳に頭をこすり付ける
  立地担当者たち。(p96)


 ・私は中学しか出ていませんが、加賀屋で人のご恩を知り、
  感謝することを知り、生きがいを持って働くことの尊さを
  教わりました・・・「それは、日本一の誇りを抱いて働ける
  喜びでしょう」(p98)


 ・禅語に「随所に主となる」という言葉がある。これは、場面、
  場面で一人ひとりが主役になる、といった意味の言葉だが、
  仲島さんは「まさしく加賀屋の客室係の女性たちは、その言葉が
  当てはまる存在です」と話す。(p200)

▼引用は、この本からです。
加賀屋の流儀」細川 勝、PHP研究所(2006/8)¥1,680
【私の評価】★★★★☆

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道をひらく

【私の評価】★★★★☆89点


●私は、カセットテープ版の『松下幸之助 経営百話』※を
 持っています。
 車で移動するときに、このテープをなんども聞いているわけです。


●そして、一番感慨深いのは、女性のナレーターが、
 この「道をひらく」にある「道」を読み上げることころなのです。
 なんどウルウルしたことか。


 ・自分には自分に与えられた道がある。天与の尊い道がある。
  どんな道かは知らないが、ほかの人には歩めない。自分だけしか
  歩めない、二度と歩めぬかけがえのないこの道。広い時もある。
  せまい時もある。・・・(p10)


●松下幸之助本人がしゃべっているわけではなく、
 女性のナレーターが話しているのに、心に感じるものがあるのです。

 松下幸之助の基本は、使命感を持って生きようとうものであり、
 この「道」の語りは、それを最もよく表現しているといえるでしょう。


 ・志を立てれば、事はもはや半ばは達せられたといってよい。(p14)


●本でもテープでも、やはり繰り返して読む、聞くことで、
 松下幸之助の心が伝わってくるのだと思います。

 この本も繰り返して読んでいただきたい一冊ですので、
 ★4つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・人より一時間、よけいに働くことは尊い。努力である。
  勤勉である。だが、今までよりも一時間少なく働いて、
  今まで以上の成果をあげることも、また尊い。そこに
  人間の働き方の進歩があるのではなかろうか。(p147)


 ・命じたからには、これを追求しなければならぬ。
  どこまでもトコトン追求しなければならぬ。
  それが命じた者の責任ある態度というものであろう。(p189)


 ・やっぱり大事なことは、他人の評価もさることながら、
  まず自分で自分を評価するということである。自分のしたことが、
  本当に正しかったかどうか、・・・素直に正しく自己評価すると
  いうことである。(p99)


 ・こどもの心には私心がない。とらわれがない。いいものはいいし、
  わるいものはわるい。だから思わぬものごとの本質をつくことが
  しばしばある。(p46)


▼引用は、この本からです。

道をひらく
道をひらく
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松下 幸之助
PHP研究所
売り上げランキング: 159
おすすめ度の平均: 5.0
5 誇りを持って働くために
5 人生の困難に出会った時に、辞書のように気軽に紐解ける名著
4 宗教家のような企業家
4 シンプルな文体で読みやすい啓蒙書
5 文句なしにオススメ

【私の評価】★★★★☆89点


■著者紹介・・・松下 幸之助

 松下電器、パナソニック創業者。
 1894年生まれ。1989年永眠


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【私の評価】★★★☆☆


■著者紹介・・・松瀬 学

 1960年生まれ。共同通信社入社。
 2002年退社後、ノンフィクションライター。


●2003年、英国参事官である奥克彦は、イラクにいました。

 3月にアメリカは国連を無視してイラク進攻を開始。
 日本は、このイラク進攻を支持することになります。

 そして、イラク復興支援の現場で先頭に立ったのが、
 奥克彦です。
 そして、イラク大使館の井ノ上正盛書記官が奥克彦を
 サポートします。


●5月にはアメリカの戦闘終結宣言が出され、
 奥克彦と井ノ上正盛は、アメリカの占領政策を行う
 復興人道支援局(ORHA)と行動を共にします。
 
 日本は、どのような復興支援をすればよいのか?
 奥克彦は、イラク国内を情報収集のために奔走します。


 ・おそらく奥は戦後の半年間、一番イラクを走った
  外国人じゃないかと思います。(p183)


●在イラク大使館がまとめたイラク支援は次のようなものがあります。

 ・ダウン症障害児センター支援
 ・緊急医療物資支援計画
 ・イラク初等教育再生計画(学校に帰ろうキャンペーン)
 ・学校整備計画
 ・下水処理施設建設計画
 ・上水施設整備計画
 ・『おしん』の放映


●しかし、夏になると自爆テロ、国連爆破テロなどが起り、
 治安は悪化。在イラク大使館は職員を退避させました

 それでも、在イラク臨時代理大使の上村司、奥克彦、井ノ上正盛は、
 イラク国内での活動を続けていたのです。


●代理大使の上村司は、疲れていました。
 そして、奥克彦、井ノ上正盛も疲れていたのです。

 しかし、外務省には、要員を増員して、
 交代で業務を執行しようという組織的なサポートをするという
 動きはありませんでした。

 ・欧米の国でCPA(イラクの連合暫定施政当局)に派遣されている
  スタッフはみな長くても半年で交代している。でも奥克彦は・・・。
  だれの責任でもないけど、奥も井ノ上も僕も疲れていたんです(p222)


●2003年11月29日、奥克彦、井ノ上正盛は
 イラク国内を移動中に銃撃され、帰らぬ人となりました。


・・・・・・・


●奥克彦さんは、非常に有能な人であったようです。
 しかし、その有能さがゆえに、
 外務省はその人の有能さにすべてを任せていたのではないでしょうか。

 日本には有能な人材がいる。
 しかし、それをサポートする組織はない。

 日本の組織的な無能さを理解するのに大切な一冊であると
 感じました。★3つとします。



■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・アフガン戦争の緊急医療援助にいったとき、日本の在外公館は
  冷たかった欧米だと、政府機関だろうが、民間団体だろうが、
  個人のボランティアだろうが、その国の人々をサポートする。
  激励するでも日本はゼロだった(p147)


 ・奥克彦は、現地(コソボ)にいた外務省の同僚に言った。
  「おれたちは、こういう仕事をしたくて外務省に入ったんだ」
  (p154)


 ・戦争の話はほとんどしなかった。ただ、「近代戦争がいかに
  悲惨なものか」をこぼした。・・・「つまり敵を見て戦争している
  わけじゃないと。いきなり、知らないところからミサイルが飛んで
  くるわけです。誤射もある。庶民や子供たちが死ぬ。(p195)

▼引用は、この本からです。
日本を想い、イラクを翔けた」松瀬 学、新潮社(2005/11)¥1,575
【私の評価】★★★☆☆
(Amazonの評価: http://www.1bk.biz/irakuwo.html


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【私の評価】★★★☆☆

■著者紹介・・・宮崎 正弘

 1946年生まれ。学生時代、日学同の機関紙である「日本学生新聞」編集長。
 大学中退後、雑誌『浪漫』企画室長を経て、貿易会社を経営。
 「もうひとつの資源戦争」「日米先端特許戦争」「軍事ロボット戦」
 「中国、次の10年」「中国大分裂」「人民元大暴落」など著書多数。


●中国についてマスコミから多くの情報が流れていますが、
 現実とかけななれた報道が多いようです。

 これは、中国共産党宣伝部が、
 組織的にマスコミの統制を行っているからです。


 ・瀋陽領事館事件・・・いたいけな幼児を無慈悲に拘束する武装警官の
  現場をビデオに収め世界に配信した共同通信社に対して中国は
  ビザの継続などで散々な嫌がらせをかけた。(p115)


●そうした情報統制のなかで、この本は、
 中国のマイナス面を教えてくれる一冊です。

 中国には、日本とかけ離れた商習慣、民度の低さ、パートナ―の裏切り、
 共産党からの嫌がらせ・脅迫、台湾(米国、日本)との戦争など
 多くの危険が存在します。


 ・割り箸は2008年北京オリンピックの年から中国製は入ってこなくなる。
  理由は森林資源保護ということだが、ホンネは国内需要が間に合わなく
  なったからだ。いつでも「約束を破る癖」が身についている中国人に
  とっては、もっともらしい理由をつけて契約を破棄することなど
  なんでもないことなのである。(p24)


●それでも、将来、中国共産党が崩壊し、
 民主化される可能性もあり、
 そうなれば中国は未開の巨大市場となるわけです。

 つまり、そうした混乱をも考慮した長期的視野を持った
 中国投資が必要なわけです。


●中国についてのプラスの情報が溢れるなかで、
 現場のマイナス情報を得ることのできる一冊です。

 より現実を知るために読む価値があると考え、
 ★3つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・1970年代から80年代にかけて中国は南シナ海を実効支配に及んだ。
  とくに南沙および西沙諸島をめぐってベトナム、マレーシア、ブルネイ、
  フィリピンなどと軍事的に小競り合いもあったが、岩礁に軍事施設を
  電光石火の早業で建設し、「ここは昔から、中国の領土、文句あっか」と
  居座る。(p104)


 ・中国を相手にするには、人質に取られ泥沼に入り込まないよう入念な
  警戒が常に必要である。戦前、日本人が中国で何をされたか?
  上海事件、南京事件、済南事件、そして通州事件から通化事件まで。
  いずれも日本人居住区が襲われ、多くが惨殺され、婦女子は強姦された
  うえ局部に棒を突っ込まれ、内臓が飛び出した遺体も多かった。(p97)


 ・中国の経済を牛耳る地下人脈を語るとき、出身地別の仕分けが必要である。
  ・・・いまも「上海閥」が政治ばかりか、中国のビジネス中枢を動かしている。
  ・・・胡錦濤は安徽省出身、トウ小平は四川省、毛沢東は湖南省出身。(p133)


▼引用は、この本からです。
中国人を黙らせる50の方法」宮崎 正弘、徳間書店(2006/7)¥1,680
【私の評価】★★★☆☆
(Amazonの評価: http://www.1bk.biz/chugoku.html


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生きかた上手
生きかた上手
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日野原 重明
ユーリーグ
売り上げランキング: 47798
【私の評価】★★★★★(92点)


●「生きかた上手」という本ですが、
 内容の半分は、人間の【死】というものについて書かれてあります。

 つまり、人間は、死に向かって生きているということです。


 ・人間は死に向かって成長する(精神分析学者のエリクソン)(p100)


●しかし、現在はなかなか人が死なない時代。

 そして、死ぬときには病院で亡くなることが多く、
 身近に死を意識することが難しくなっています。

 だからこそ、【死】というものについて
 意識させるように導くのが教育であるとしています。


 ・聖路加看護大学の授業・・・「いま、あなたのお母さんが亡くなった。
  お母さんの知り合いにその死を伝えなければならない」という想定で、
  死亡通知の作文を書かせてみたのです。(p187)


●そのように死を意識すれば、
 生きていることに感謝することができるようになります。

 そして、自分自身、自分という人生をうまく生かすということが
 大切であるということがわかるはずです。


 ・ボランティア・・・他人のために役に立てたということは、
  つまり自分という存在が生かされたということであり、
  生きている実感をこれほど強く感じられる瞬間はありません。(p122)


●そうした人間観、人生観を持つことができたならば、
 テクニックとしての成功哲学は何十倍もの効果を持つようになるのです。


 ・私は若い人にはいつも、自分の経験からこうアドバイスするのです。
  「30代ではこうありたい、40代ではこうなりたいという、
  できるだけ具体的なモデルを見つけなさい。そして、その人に
  一歩でも近づき、さらに超えるために何をすればよいか、とつねに
  頭を働かせなさい」と。(p59)


●いかに死ぬべきか、そしていかに生きるべきか、
 示唆に富んだ至宝の内容です。

 90歳の著者だからこそ、伝えることのできる人生の知恵です。
 ★5つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・医師のあなたへ - その患者さんが、
  あなたの大切な人であっても手術をしますか?(p136)


 ・「何でも他人の倍やれ」 
  「思いついたら明日ではなく、いますぐやれ」
  と父はいつも言っていました。(p228)


 ・お釈迦さまが弟子たちに伝授された「二段呼吸」という呼吸法も、
  息を吐いて、止めて、さらに吐くものだったといいます。十分に
  吐くことが、健康によい呼吸なのです。(p112)


▼引用は、この本からです。

生きかた上手
生きかた上手
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日野原 重明
ユーリーグ
売り上げランキング: 16,857
おすすめ度の平均: 4.52
5 若い世代にも読んでほしい。
4 余分なことをそぎ落とした生き方
5 生きるとは。。

【私の評価】★★★★★(92点)


■著者紹介・・・日野原 重明 

 1911年生まれ。1941年聖路加国際病院の内科医となり、
 内科医長、院長を経て、現在、理事長、名誉院長。
 予防医学、終末期医療の普及に尽力する。


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すべての運命は「最初の一年」で決まる!―自分がやりたい事で、必ず目標を達成する「人生のつくり方」
【私の評価】★★★★☆81点


●女性雑誌のプロ編集者である櫻井 秀勲さんの著作です。

 サラリーマン人生が長かったためか、
 この本では、組織内での出世の秘訣を中心に紹介しています。


 ・最初の一年の仕事の仕方が習慣となって、運命をつくる(p3)


●その秘訣は、読んだり聞いたりしたものではなく、
 自分の経験、体験から学んだものであり、

 そのために根拠がないように見えますが、
 実は【真実】を照らしているように感じます。


 ・結果が出ていない仲間といると、いつまでも成績は伸びない
  (和田裕美 )(p182)


●そうした秘訣がわかるのも、
 櫻井さんの鋭い観察眼によるものでしょう。

 どうしてこの人に運が回ってきたのか?
 そうしてこの人の運が下がったのか?
 よく観察していると思います。(さすが編集長!)


 ・運の流れを自分にもってくる人は「必ず一回失敗してみせる」
  ・・・姑にかわいがられる嫁は「この味でおいしい」と自信
  があっても、「お母さま。ちょっと味をみてください。深みが
  出ないんです」と、姑に手助けを求めます。(p62)


●やや、自信満々の書き方に違和感を覚えましたが、
 書いてある内容に間違いはないように思えます。
 よって、★4つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・人はその性格に合った事件にぶつかる(小林秀雄)(p34)


 ・「自分の夢」を徹底的に考え、そして人に語れ(p68)


 ・先代の大日本印刷社長・北島織衛は、私のもっとも尊敬する
  経営者でした。彼は出社するや工場を一巡するのが日課でした。
  (p110)


▼引用は、この本からです。

すべての運命は「最初の一年」で決まる!―自分がやりたい事で、必ず目標を達成する「人生のつくり方」
桜井 秀勲
三笠書房
売り上げランキング: 521343
おすすめ度の平均: 4.0
4 なるほど!1年目がキーなんですね。

【私の評価】★★★★☆81点

(楽天はコチラ: http://www.1bk.biz/1year-raku.html


■著者紹介・・・櫻井 秀勲(さくらい ひでのり)
 
 31歳で『女性自身』の編集長に抜擢される。
 女性誌を編集して30年。現在、ウーマンウェーブ代表。


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【私の評価】★★★☆☆


■著者紹介・・・桑名 一央(くわな かずお)
 
 ダイヤモンド社において、出版部長として
 「信念の魔術」「積極的考え方の力」など米国の自己啓発本を紹介。
 また、有益な経営書を数多く出版し、経営学ブームを巻き起こした。



●100冊以上の自己啓発本を日本に紹介した桑名 一央さんが、
 そのエキスを紹介してくれる一冊です。

 私が小学生の頃の本ですが、その成功法則はまったく
 輝きを失っていません。


●まず、自分自身を知ること。
 そして、自分の使命を自覚すること。
 その次に、目標を設定します。

 ・・人生における私の使命はなにか?
  ・私の仕事にはどんな意味があるのか?
  ・私はどんな才能を持っているのか?
  ・私に最も適したことはどんなことか?
  ・私はどんな価値あることをしているか?・・・(p28)


●ありきたりですが、目標設定では、それを達成したときの情景を
 リアルにイメージします。

 ・目標・・・自分の姿をありありと見ることができるくらい
  はっきりと、やりたいと思う仕事の絵を心に描くことである。
  (p66)


●こうした自己啓発だけでなく、仕事における時間の管理に
 ついても、基本を教えてくれます。

 ・ある経営者はこう語っている。
  「私にとって最大の時間節約法は、一時に一事をやること、
  そしてそれをなしとげるまで投げ出さないことである。(p100)


●人の心を動かすテクニックのところでは、
 相手から教えてもらったことを、ちゃんと相手に報告するという
 ところが印象的でした。(真似してみよう!)

 ・あなたが感動させたいと思う人に対して、その人が言った言葉を
  よく覚えておいて、次に会ったとき話のなかにそれを引用すれば、
  相手は必ずあなたに好意をもつようになるだろう。(p215)


●昔から、こうした成功法則は変わらないのだなと感じました。

 こうした成功の知恵を学校で教えてくれないのは不思議ですが、
 民間企業がリスクを犯して出版してくれているのはうれしいことです。

 ダイヤモンド社の出版事業の基礎を作った桑名さんに感謝して、
 ★3つとしました。



■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・最近評判になった『かもめのジョナサン』という本のなかで、
  長老のカモメがジョナサンに次のような訓戒を与えている。
  「偉大になる秘訣は、まず自分自身が自分のことを、
  限られた能力しかもたぬ肉体の中にとじこめられている
  哀れな存在と考えることをやめることにある」と。(p2)


 ・私の仕事は重要な仕事なのだ、と考えてごらんなさい。
  私は必要なものをもっている、私は一流の人物だ、
  私の仕事は重要なのだ-このように考えるならば、
  あなたは成功へとまっしぐらに進むことになるだろう。(p15)


 ・小さなことからはじめること(p20)


▼引用は、この本からです。
「自己啓発101の法則」桑名 一央、日本実業出版社(1974/9)¥980
【私の評価】★★★☆☆
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志を教える―松下幸之助の人づくり

【私の評価】★★★★☆89点


●よく「「志」を持って仕事をしなさい」と言いますが、
 この本では、15年間松下政経塾の塾頭をつとめた著者が、
 松下流の「志」を教えてくれます。

 「志」については、この話が参考になるでしょう。


●大正の終わり、事業で成功した松下幸之助は、
 当時数少ないパッカードという外国製自動車を購入し、
 乗り回すまでになりました。

 ところが、すべてが満たされてみると、
 どうも仕事に力が入らない。
 松下幸之助は小成功病というスランプに陥ったのです。


 ・今まで一所懸命働いてきたけども、なんとなく自分の思うことが
  全部実現していくと力が入らんのですわ(松下幸之助)(p35)


●そうしたとき、松下幸之助は知り合いから、
 天理教の本部へ行くことを勧められました。

 そして実際に天理教の本部に行ってみると、そこでは無給でありながら、
 多くの人が生き生きと仕事をしているのです。

 松下幸之助は驚きました。


 「私はお金を払って従業員に仕事をしてもらっているのに、
  仕事は苦労することばかりである。
  それに対して、こちらは無給なのに、生き生きと仕事をしている。
  この違いはどこにあるのだろうか?」


●そして、松下幸之助に、ある考えがひらめいたのです。

 そうか!あの人たちの仕事には、崇高なる使命がある。
 人間は、崇高な使命を持てば、それに向かって熱心に働くのである。

 はたして、自分の事業に、崇高な使命はあるのか・・・。

 そして、松下幸之助は、幹部社員を集めて、自分が考えた使命を
 発表し、その日を松下電器の新たな創業記念日とします。


 ・「松下電器はこれから二百五十年かけて世界から貧乏を追放する」
  (p41)


●それから1000人程度の中小企業であった
 松下電器の業績は驚くほど上昇し、
 今の松下グループにまで成長していくのです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


●後年、松下幸之助は、松下政経塾を作ったように、
 政治に興味を持っていました。

 国家の運営も一つの経営であり、
 政治家こそが国家の経営者であると考えたのです。


 ・新しい人間観に立つ、国家百年の計を持った政治家が欲しいんや
  (松下幸之助)(p23)


●適切な経営力を持つ政治家を持てば、
 日本は素晴らしい国になっていくという確信があったようです。

 「志」とは何か?という問いに、最高に答えてくれる一冊です。
 ★4つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・松下幸之助の発言の中で大変印象的だったのは「日本はこれから
  大繁栄の時代に入るんや」ということを繰り返し言い続けていた
  ことです。二十一世紀に日本は世界の繁栄のど真ん中に立つ。
  それが大きな歴史の巡り合わせである。(p25)


 ・「ここのトイレは汚いな。誰か掃除をする人はいないのか」
  と口で言っているだけの人よりも、「ここのトイレは汚いから、
  私が掃除をしておこう」とすぐに腕まくりして、掃除を
  はじめる人は魅力的です。(p219)


 ・われわれが子供や孫や曾孫に残せるものは一体なんだろうかと
  問い掛けられたらどう答えるか。・・・生きざまを残すことだと
  『後世への最大遺物』の中で内村鑑三はいっているのです。(p49)


志を教える―松下幸之助の人づくり
上甲 晃
致知出版社
売り上げランキング: 166893
おすすめ度の平均: 5.0
5 日々、家事、掃除、生活、繰り返し
5 志の第一歩は人生のテーマを持つことだ
5 志という言葉の深み

【私の評価】★★★★☆89点


■著者紹介・・・上甲 晃(じょうこう あきら)
 
 1941年生まれ。1965年松下電器産業に入社。
 1981年松下政経塾に転勤し、1995年まで同塾塾頭。
 1996年松下電器産業を退社後、(有)志ネットワーク社設立。
 1997年青年塾を創設。「志のみ持参」など著書多数。


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中国よ、「反日」ありがとう!―これで日本も普通の国になれる
宮崎 正弘
清流出版
売り上げランキング: 42,990


【私の評価】★★★☆☆


■著者紹介・・・宮崎 正弘(みやざき まさひろ)

 1946年生まれ。学生時代、日学同の機関紙である「日本学生新聞」編集長。
 大学中退後、雑誌『浪漫』企画室長を経て、貿易会社を経営。
 「もうひとつの資源戦争」「日米先端特許戦争」「軍事ロボット戦」
 「中国、次の10年」「中国大分裂」「人民元大暴落」など著書多数。


●今、隣国ではどのようなことが行われているのか、
 この本が教えてくれます。


 日韓ワールドカップでの、韓国人の日本チームへの態度。
 中国での大使館や日系企業に対する反日デモ。


 そこに異常なものを感じた人は多いでしょう。


 ・日本が精一杯の善意でODAなどを通じて行ってきた経済援助が、
  中国から感謝されていないばかりか、過去の行為さえ
  踏みにじられたと認識する日本人が急増した。(p4)


●度重なる中国による靖国参拝批判、歴史認識批判の背後には、
 中国共産党による指導があります。


 反日教育から反日記念館まで、
 それは党の方針として、国家戦略として行われているのです。


 ・93年から江沢民前国家主席が開始した反日キャンペーン
  は全土203ヶ所に「反日記念館」をつくった。
  歴史の歪曲、改竄は朝飯前の国だけに展示は「反日一色」を
  機軸とする支離滅裂な内容(p76)


●こうした中国の事実を知ることは大切ではありますが、
 それを批判しても何も変わらないでしょう。


 反日が国益になるからこそ、政治的に反日を推進しているのであり、
 謝罪しても、金を出しても何も変わらないのです。


 今後、日本国民の一人として、どのような行動をとるべきか、
 冷静に考えていきたいものです。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・十数年前に「中国侵略を『進出』と書き換えた教科書がある」
  と報道したメディアが多かったが、それが嘘とわかって訂正した
  新聞は産経だけだった。朝日新聞ほかは、誤報の訂正をしていない
  ため、いまも中国や韓国では「侵略」を「進出」と書き換えたと
  信じ込んでいる人が山のようにいるのだ。(p233)


 ・北朝鮮は核兵器を保有した(p112)


 ・言論の自由がない中国ではインターネットも
  24時間公安の監視下にある。(p146)


 ・ところで中国には「平和主義者」は不在である。
  中国で平和を叫んだりすれば、敵の五列と判断され、逮捕される。
  (p234)


▼引用は、この本からです。
中国よ、「反日」ありがとう!」宮崎 正弘、清流出版(2005/6)¥1,470
【私の評価】★★★☆☆
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【私の評価】★★★☆☆


■著者紹介・・・小倉 昌男(おぐら まさお)

 1924年生まれ。大学卒業後、大和運輸(現ヤマト運輸)に入社。
 1971年創業者の父の後を継ぎ社長に就任。
 1976年商業貨物から撤退し、宅急便事業を興す。
 運輸省や郵政省などと戦い、全国に配達網を整備する。
 1987年会長、1993年よりヤマト福祉財団理事長。


●今では郵便局でも「ゆうパック」というサービスを行っていますが、
 宅急便がなければ永遠に「ゆうパック」はなかったでしょう。

 そういう意味では、宅急便を創業した小倉さんは、
 日本の輸送業界の革命児です。


●この本では、小倉さんの経営者として
 考えてきたことが語られているのですが、

 本人は、自分は弱気であると言いながらも、仕事については、
 一本、筋が通っているように感じました。


 ・ここ数年、憂鬱な表情で仕事をする人が増えているように思う。・・・
  仕事とは、自己実現の手段でもあるということである。それが果たせて
  いれば、いくらか収入が減って生活に不安が生じたとしても、
  そんなに暗い表情にはならないはずだ。(p74)


●宅急便事業を拡大するなかでは、役所との戦いが
 最大の壁だったようですが、

 ヤマト運輸をここまで大きくなったのは、
 それだけではないでしょう。


 ・私は基本的に一人で現場へ行っていた。(p30)


●創業者の二代目としての苦労は少なからずあったはずです。

 そうした苦労の中から得られた考え方のなかに、
 学ぶべき点があるのだと思います。
 宅急便に感謝を込めて★3つとしました。

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・「おまえさん、いずれ会社を経営する立場になったら、自分の好きな
  奴だけをまわりに置いちゃいけないよ」
  ヤマト運輸の創業者である父は、事あるごとにそう言っていたものだ。
  (p187)


 ・新聞は、自分の会社の社員も読んでいる。夜、自宅で新聞記者に話をすれば、
  翌日に朝刊を見た社員が、「なるほど、うちの社長はこういうことを
  考えているのか」と理解してくれるだろう。(p23)



▼引用は、この本からです。
「「なんでだろう」から仕事は始まる!」小倉 昌男、講談社(2004/5)¥1,365
【私の評価】★★★☆☆
(詳細はコチラ: http://www.1bk.biz/nandedaro.html )←(click!)




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