「新・日本人は死んだ―家庭から日本の崩壊が始まっている 」マーヴィン・トケイヤー

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新・日本人は死んだ―家庭から日本の崩壊が始まっている (1982年)

【私の評価】★★★☆☆(72点)


●ユダヤもので読み応えがあるのが、
 マービン・トケイヤー氏の著作群です。


 その語り口は辛口ながら、ユダヤの諺を交えて、
 社会の真実を解き明かしていきます。


 ・どこの国のいつの時代にも、
  愚者の方が聡明な者より遥かに多い。・・・
  数を無視してはならないが、
  数の神話を過信すると
  大変なことになる。(p25)


●そのユダヤ人の思考の特徴は、『論理』でしょう。


 その合理性は、他の民族の追随をゆるしません。


 宗教そのものが成功哲学のようであり、
 宗教家は、人生のメンターでもあるわけです。


 ・燃えることを知らなければ、人生は盲目飛行だ
  "何を欲しているか本当に自分でわかっていないと、
  ほくしくないものを手に入れてしまうかも知れない。(p208)


●さらに、ユダヤ教にはタルムードという
 知恵を集めた経典があり、
 人生の知恵をデータベース化しているのです。


 ・"もし金と本を落としたら、
  まず本を、次に金を拾え"(p199)


●そうしたユダヤ人から日本を見ると、
 勤勉な日本精神は素晴らしいものの、


 感情に流され、マスコミにコントロールされる姿は、
 良き日本精神が失われているように見えるようです。


 ・"賢人も腹を立てれば
  もはや賢人ではない"(p51)


 ・何事も、よく見える時はあまりよくないものである。
  悪く思える時は、それほど悪くない。
  あり余る物の恵みの中で日本人が豊かになったと
  感じている時、実は日本人はその歴史の中で
  最も貧しい人々になり下がっている。(p68)


●日本人への厳しいコトバが続く本書ですが、
 その心の底には日本人の可能性に対する
 愛情を感じました。


 古い本ですが、読み応えがありましたので
 ★3つとします。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・"人生の学校には休暇はない"-
  私はこのユダヤの諺が好きであった。(p214)


 ・自動車が売れに売れているうちにこそ、
  日本人はそれが売れなくなった時のことを
  考えるべきであろう。(p67)


 ・"老人が「打ち壊せ」といい、若者が「築き上げろ」という時は、
  築き上げずに打ち壊してしまうのがよい。
  何故なら、老人による破壊はしばしば建設であり、
  若者による建設は往々にして破壊だからである。(p131)


▼引用は、この本からです。

新・日本人は死んだ―家庭から日本の崩壊が始まっている (1982年)
M.トケイヤー
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【私の評価】★★★☆☆(72点)


■著者紹介・・・マービン・トケイヤー

 1936年ニューヨーク生まれ。大学卒業後、ユダヤ神学校でラビの資格を取得。
 1962年米軍の従軍ラビとして初来日し、1964年まで日本で過ごす。
 1967年に再来日し、ラビとして日本ユダヤ教団に勤務。
 1976年まで日本に滞在し、ユダヤ人と日本人の比較文化論を発表。
 米国に帰国後、ユダヤ人学校の校長を歴任。現在ニューヨーク州在住。


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