かんき出版 (2004/06)
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腐らない組織になるために
生き残れる会社とは何かが分かる【私の評価】★★★☆☆
■著者紹介・・・長谷川 和広
1939年生まれ。大学卒業後、十条キンバリー、ゼネラルフーズ、
ジョンソン等で製品のマーケティング、製品マネジメントを担当。その後、
ケロッグジャパン、バイエルジャパンンなど外資系企業で、要職を歴任。
1993年会社力研究所を設立。企業戦略・再生のコンサルティングに従事。
1995年バリラックスジャパンの代表取締役社長に就任。
2000年ニコン・エシロールの設立にともない代表取締役副社長。
2003年代表取締役社長兼CEOに就任。
●生産過剰と過当競争にあったメガネ業界にあって、
ニコン・エシロールという赤字合弁企業を
無借金経営にまで導いた長谷川 和広さんの著作です。
最悪の経営環境、まとまりのない合弁会社という状況で
実際に社長として企業を立て直した実績を考えれば、
「もう一人のカルロス・ゴーン」と呼ばれるのも当然でしょう。
●その手法は、スピード、戦略思考、ゼロベース思考など
外資系企業を歩いてきた著者の実務重視が見て取れます。
・社長室に華美な装飾はいらない。たとえ味気なく見えても、決断を
下すための資料や情報伝達のための電話やパソコン、会議や打ち合わせ
のテーブルやホワイトボードがあれば、オペレーションセンター
としては十分だ。(p40)
●しかし、本書で説明される、企業活動の改善のための思考法や考え方は、
仮説思考、SWAT分析など一般に知られている手法ばかりです。
つまり、単純に読むと「教科書に書かれてあることばかりではないか!」
ということになります。
(これはカルロス・ゴーンも言われていたことですが)
・CPI問題解決法・・・
1 仮説を立てて、テーマを選定する
2 情報を収集する
3 問題点と可能性を明らかにする
4 目標を設定する
5 戦略を策定する
6 実行計画を作成する
7 計画を実行し、途中経過をフィードバックする
●では、成果を出す経営者と、普通の経営者と何が違うのでしょうか。
まさしくそれは「実行」するということへの執念でしょう。
知っているということと、実行するということの間には、
深い谷間が存在しているようです。
・本書では、会社力強化のためのさまざまな理論やテクニックを
紹介してきたが、何よりも大切なのは、これらの具体的な方法論を
実践することである。(p219)
●経営企画、マーケティングなどの思考法を学びながらも、
実際にそれを実践した長谷川 和広さんの人間力をもっと知りたくなる
一冊です。
もう少し調査する必要があると感じました。★3つとします。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・即決できる会社では、「企画書は一枚で簡潔に」というのが
常識になりつつある。(p54)
・デルでは営業を外勤社員と内勤社員のチームで行っているため、
外勤社員が顧客にプレゼンしているあいだに内勤社員に顧客の要望を
伝え、内勤社員が計算した見積もりや納期を即座に外勤社員に
フィードバックすることができる。(p112)
・コスト削減の数値目標は、少なくても十%以上に設定すべきだろう。
じつは五%程度のコストダウンは、仕入先に泣いてもらえば比較的
容易にできる。
▼引用は、この本からです。
「超・会社力」長谷川 和広、かんき出版(2004/6)¥1,575
【私の評価】★★★☆☆
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