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「千円札は拾うな」安田 佳生

2006/07/31公開 更新
本のソムリエ
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千円札は拾うな。 (サンマーク文庫 B- 112)

【私の評価】★★★☆☆(74点)


●25歳で起業した著者は、35歳のころ、
 倒産寸前にまで追い込まれます。


 明日までに六百万円、週末までに二千万円・・・
 著者は不眠症になったといいます。


・「借金も財産のうち」という言葉があるが、
 まさにそのとおりである。
 お金を貸してもらえるということは、
 とても大きな資本なのだ。
 雨の日に貸してくれないのなら、
 晴れた日に借りておけばいい。(p86)


●著者が自分を変え始めたのは、
 その頃だといいます。


 明日、倒産してしまうかもしれないという現実を見れば、
 いままでの自分を変えなくてはならないということが
 わかるわけです。


・幸か不幸か、私は追い込まれ、
 いろいろなものを捨てたおかげで
 成長できたと言える。
 しかし、いろいろなものを捨てた中で、
 いちばん捨てるのが難しかったもの、
 それが「自分」だった。(p33)


●仕事がうまくいかない、事業がうまくいかないというのは、
 社会情勢が原因の場合もあるでしょうが、
 その情勢に適していない自分にも原因があるはずです。


 そうした現実を素直にみとめ、
 自分の考え方を適切なものに変えていくことができれば、
 世の中はうまく回っていくようになるのでしょう。


・今の自分に合う服を着るのではなく、
 オシャレな服のほうに自分を合わせていくことが
 大事だとわかったからだ。(p141)


●自ら厳しい環境に身を置くのは難しいことですが、
 厳しい状況はけっして困ったことではない、
 自分の成長のためになるということが分かる一冊でした。


 サラリーマンにとってはレベルが高すぎるかもしれませんが、
 著者の社長としての経験から得た知恵は価値があると考えました。
 ★3つとします。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・自分の人生を納得できるものにするためには、
 常識や、他人や社会の基準に惑わされない
 自分自身の「軸」が必要なのである。
 そのためには、「明らかな答えのないもの」の答えを考え、
 自分の「軸」をはっきりさせることが、
 とても大切なのだ。(p90)


・わが社では、買いたいと言ってきたお客様の
 一割は必ず断ることを、社の方針として決めてしまった・・
 強いて定義するとすれば、
 「うるさい客」ということになるだろう。(p43)


▼引用は、この本からです。
千円札は拾うな。 (サンマーク文庫 B- 112)
安田 佳生
サンマーク出版
売り上げランキング: 24797
おすすめ度の平均: 3.0
4 捨てることの大切さ
1 著者は本当に経営者?
4 "今"を生き抜き、成果をあげるための発想の転換
4 大変参考になる考え方

【私の評価】★★★☆☆(74点)



■著者経歴・・・安田 佳生(やすだ よしお)

 1965年生まれ。オレゴン州立大学卒業。リクルートでの営業職を経て、
 90年ワイキューブ設立。主に中小企業を対象とした経営戦略立案、
 人材・営業コンサルティング事業を行う。
 

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