●25歳で起業した著者は、35歳のころ、倒産寸前にまで
追い込まれます。
明日までに六百万円、週末までに二千万円・・・
著者は不眠症になったといいます。
・「借金も財産のうち」という言葉があるが、まさにそのとおりである。
お金を貸してもらえるということは、とても大きな資本なのだ。
雨の日に貸してくれないのなら、晴れた日に借りておけばいい。(p86)
●著者が自分を変え始めたのは、その頃だといいます。
明日、倒産してしまうかもしれないという現実を見れば、
いままでの自分を変えなくてはならないということが
わかるわけです。
・幸か不幸か、私は追い込まれ、いろいろなものを捨てたおかげで
成長できたと言える。しかし、いろいろなものを捨てた中で、
いちばん捨てるのが難しかったもの、それが「自分」だった。(p33)
●仕事がうまくいかない、事業がうまくいかないというのは、
社会情勢が原因の場合もあるでしょうが、
その情勢に適していない自分にも原因があるはずです。
そうした現実を素直にみとめ、
自分の考え方を適切なものに変えていくことができれば、
世の中はうまく回っていくようになるのでしょう。
・今の自分に合う服を着るのではなく、オシャレな服のほうに
自分を合わせていくことが大事だとわかったからだ。(p141)
●自ら厳しい環境に身を置くのは難しいことですが、
厳しい状況はけっして困ったことではない、
自分の成長のためになるということが分かる一冊でした。
サラリーマンにとってはレベルが高すぎるかもしれませんが、
著者の社長としての経験から得た知恵は価値があると考えました。
★3つとします。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・自分の人生を納得できるものにするためには、常識や、他人や
社会の基準に惑わされない自分自身の「軸」が必要なのである。
そのためには、「明らかな答えのないもの」の答えを考え、
自分の「軸」をはっきりさせることが、とても大切なのだ。(p90)
・わが社では、買いたいと言ってきたお客様の一割は必ず断ることを、
社の方針として決めてしまった。・・・強いて定義するとすれば、
「うるさい客」ということになるだろう。(p43)
▼引用は、この本からです。
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捨てることの大切さ
著者は本当に経営者?
"今"を生き抜き、成果をあげるための発想の転換
大変参考になる考え方【私の評価】★★★☆☆
■著者紹介・・・安田 佳生(やすだ よしお)
1965年生まれ。オレゴン州立大学卒業。リクルートでの営業職を経て、
90年ワイキューブ設立。主に中小企業を対象とした経営戦略立案、
人材・営業コンサルティング事業を行う。
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