「本気になれば「ボロ勝ち」や」田井中 圭一、すばる舎

本気になれば「ボロ勝ち」や
田井中 圭一
すばる舎 (2005/12)
【私の評価】★★★☆☆:社会人として読むべき一冊です(72点)


■著者紹介・・・田井中 圭一

 1964年生まれ。大学卒業後、暴力団に入る。民族団体の二代目を襲名。
 1999年「競売入札妨害」の罪状で、起訴される。
 出所後、暴力団より足を洗い、整体院をはじめる。


●田井中 圭一は、老人ホームで整体の仕事をはじめました。
 そこには、一人の耳が聞こえず話すことのできない老女がいました。

 田井中 圭一は、この老女のことが気になっていたのですが、
 ちょうど子供が学校で手話の歌を勉強したというので、
 子供から手話を教えてもらいます。


●そして、老人ホームで、老女に手話で話しかけると、
 老女はポロポロと涙を流すではないですか。

 老女は、ボケているわけではなく、
 ただ耳が聞こえず、話せないということで老人ホームに入ることになり、
 周りの人も不気味がって相手にしてくれないので、寂しかったというのです。


●田井中 圭一は「友達になろう」と手話で話しかけて、
 子供から教わった歌を手話で老女に歌を披露しました。
 
 するとなぜか、田井中 圭一の目からも涙が流れました。

 ・うまく言えへんけど、「人生って素晴らしい」って思ったんや。(p76)


●それまで、ヤクザな仕事をしてきた田井中 圭一の何かが変わったのです。


・・・・・素晴らしい・・・・


●経済ヤクザから、整体院ビジネスを成功させた
 異色の経営者ですが、その内容は完璧な成功法則となっています。

 ・物事なんて、やった奴の勝ちや。行動せな、何も残らん。(p112)


●顔がちょっと怖いですが、言っている内容はしっかりしています。
 その落差に、思わず★3つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・今日が大事や。たいそうな哲学を持ち出すつもりはないけど、
  今日を一生懸命、幸せに生きるために仕事をするほうが、
  「金、金」言うてるより、ずっとええと思う。(p28)


 ・もう一つは、挨拶や。はっきりした声で、相手の目を見ながら
  言う。深々と、直角になるまで頭を下げる。相手が返礼の頭を
  上げても、じっと頭を下げ続ける。そして、ようやく頭を上げ、
  最後にニコッと笑ってみせるのや。(p35)


 ・自分のために仕事をせい。・・「どこだろうと、そこはお前自身の城や!」
  軸の問題や。自分を軸にするのや。客を軸にすると、自分がぶれてしまう。
  人間、ぶれたらダメや。(p50)


 ・商売も、「どうすれば世界平和につながるか」が、第一の基本や。
  今俺は東南アジアにたくさん店を出すよう頑張ってるけど、
  これもスラム街で売春している女たちに職を与えたいからや。(p54)


 ・俺には、必ず毎日することがある。
  一日の最後に、その日の行動を見直すねん。(p124)


 ・「ええか。頭は下げても、腰退くな」
  ・・・お互い、提供するものや供給するものが違っても、
  立場は同じや。大きい会社も小さい会社も、関係ない。(p166)


▼引用は、この本からです。
「本気になれば「ボロ勝ち」や」田井中 圭一、すばる舎(2005/2)¥1,575
【私の評価】★★★☆☆:社会人として読むべき一冊です(72点)


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