■著者紹介・・・田井中 圭一
1964年生まれ。大学卒業後、暴力団に入る。民族団体の二代目を襲名。
1999年「競売入札妨害」の罪状で、起訴される。
出所後、暴力団より足を洗い、整体院をはじめる。
●田井中 圭一は、老人ホームで整体の仕事をはじめました。
そこには、一人の耳が聞こえず話すことのできない老女がいました。
田井中 圭一は、この老女のことが気になっていたのですが、
ちょうど子供が学校で手話の歌を勉強したというので、
子供から手話を教えてもらいます。
●そして、老人ホームで、老女に手話で話しかけると、
老女はポロポロと涙を流すではないですか。
老女は、ボケているわけではなく、
ただ耳が聞こえず、話せないということで老人ホームに入ることになり、
周りの人も不気味がって相手にしてくれないので、寂しかったというのです。
●田井中 圭一は「友達になろう」と手話で話しかけて、
子供から教わった歌を手話で老女に歌を披露しました。
するとなぜか、田井中 圭一の目からも涙が流れました。
・うまく言えへんけど、「人生って素晴らしい」って思ったんや。(p76)
●それまで、ヤクザな仕事をしてきた田井中 圭一の何かが変わったのです。
・・・・・素晴らしい・・・・
●経済ヤクザから、整体院ビジネスを成功させた
異色の経営者ですが、その内容は完璧な成功法則となっています。
・物事なんて、やった奴の勝ちや。行動せな、何も残らん。(p112)
●顔がちょっと怖いですが、言っている内容はしっかりしています。
その落差に、思わず★3つとしました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・今日が大事や。たいそうな哲学を持ち出すつもりはないけど、
今日を一生懸命、幸せに生きるために仕事をするほうが、
「金、金」言うてるより、ずっとええと思う。(p28)
・もう一つは、挨拶や。はっきりした声で、相手の目を見ながら
言う。深々と、直角になるまで頭を下げる。相手が返礼の頭を
上げても、じっと頭を下げ続ける。そして、ようやく頭を上げ、
最後にニコッと笑ってみせるのや。(p35)
・自分のために仕事をせい。・・「どこだろうと、そこはお前自身の城や!」
軸の問題や。自分を軸にするのや。客を軸にすると、自分がぶれてしまう。
人間、ぶれたらダメや。(p50)
・商売も、「どうすれば世界平和につながるか」が、第一の基本や。
今俺は東南アジアにたくさん店を出すよう頑張ってるけど、
これもスラム街で売春している女たちに職を与えたいからや。(p54)
・俺には、必ず毎日することがある。
一日の最後に、その日の行動を見直すねん。(p124)
・「ええか。頭は下げても、腰退くな」
・・・お互い、提供するものや供給するものが違っても、
立場は同じや。大きい会社も小さい会社も、関係ない。(p166)
▼引用は、この本からです。
「本気になれば「ボロ勝ち」や」田井中 圭一、すばる舎(2005/2)¥1,575
【私の評価】★★★☆☆:社会人として読むべき一冊です(72点)
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