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「日本人と中国人どっちが残酷で狡猾か―乱世は論語に学べ」渡部 昇一、孔 健

2006/07/10公開 更新
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日本人と中国人どっちが残酷で狡猾か―乱世は論語に学べ


【私の評価】★★☆☆☆(65点)


要約と感想レビュー

●日本を代表する知識人である渡部 昇一氏と、
 孔子の75代直系子孫である
 孔 健氏との対談を一冊にしたものです。


 その内容は、両国の歴史、文化、政治にわたり
 非常に興味深いものになっています。


・「一人の中国人は一人の日本人に勝てる。しかし三人の中国人が集まったら、二人の日本人に絶対に負ける」と、多くの中国人は内部分裂してしまいます(孔)(p108)


●こうした対談を見ていると、
 いかに日本、中国の歴史、文化について
 知らないかということをしみじみと実感します。


 普通の日本人の情報入手の手段が、
 テレビや新聞などのマスコミであることを考えれば、
 知識の浅さは当然のことでしょう。


・日本が韓国を併合すると、あまりにも識字率が低いことに驚き、これはなんとかしなければならないと、朝鮮半島中に小学校を作りました。そして、その小学校でハングル語を学ばせ、日本語を選択科目としました。(渡部)(p90)


●近年、領土問題、教科書などで
 歴史認識が重要になっています。


 しかし、マスコミ報道さえ背後で
 コントロールしようとする勢力がある現状では、
 簡単に巷の情報を信頼できません。


 そうした現状を認識しつつ、
 より多くの情報に接し、
 自分で情報を選別する努力が必要なのでしょう。


・通州事件については、戦後はあまりふれられませんが、これはまことに痛ましい事件です。通州の日本人街に住んでいた非戦闘員の日本人と朝鮮人が、二百名近くも虐殺されてしまったのです(渡部)(p56)



●対談としては、自分の言いたいことを
 一方的に話している印象でしたが、
 内容は濃いと思います。★2つとしました。


この本で私が共感した名言

・いまは「中国人の大移動」などということも言われていて、お金のみならず人の流出も盛んです。中国人は不安でたまらず、ことあるごとに外国に逃げていくからです。(孔)(p69)


・盧溝橋事件が毛沢東側の謀略であったことは、かなり浸透してきましたが、第二次上海事変も、じつは蒋介石のほうが仕掛けた戦争でした。(渡部)(p138)


・日本には、「バカ正直」や「正直者がバカを見る」という言葉があります。これは、『論語』の教えとは正反対ですが、人の世にはたしかにそのような側面もあります・・・人生を長い目で見れば、やはり孔子が言っていることの方が正しいのではないでしょうか。(孔)(p226)


▼引用は、この本からです。


【私の評価】★★☆☆☆(65点)



著者経歴

 渡部 昇一(わたなべ しょういち)・・・1930年生まれ。上智大学卒業後、ドイツのニュンスター大学、イギリスのオックスフォード大学に留学。上智大学教授。評論家。著者多数。


 孔 健(こう けん)・・・1958年、中国青島市生まれ。孔子の75代直系子孫。山東大学卒業後、上智大学大学院新聞学博士課程修了。1985年に来日し、世界展望協会中国代表理事、日中スポーツ文化交流協会理事長。アジア経済開発センター理事長、中国画報社駐日総代表、チャイニーズドラゴン新聞社編集主幹。


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