白帝社 (2003/11)
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難しい本かと思ったけど、読みやすくて素直に面白かった【私の評価】★★★☆☆:社会人として読むべき一冊です
■著者紹介・・・金文学
1962年生まれ。中国の瀋陽で朝鮮族3世として生まれる。
85年東北師範大学日本文学科卒業。遼寧教育大学講師を経て、
91年来日。同志社大学院で学ぶ。94年から同志社大学客員研究員。
01年広島大学大学院博士課程修了。現在呉大学社会情報学部講師。
●「日本人 中国人 韓国人」を比較、論評した一冊です。
中国生まれの朝鮮族であり、日本在住であるからこそ、
本当の「日本人 中国人 韓国人」を表現できるのでしょう。
歴史、文学、ジョークなどを織り交ぜて、
第三者的視点で軽妙に読ませるところは、さすが金文学さんです。
●「日本人 中国人 韓国人」にはそれぞれ特徴があります。
その民族性は、ある面から見れば、良い点にもなり、
また違う角度から見れば悪い点にもなるのです。
・日本の官公庁では知り合いだからとか友達だからといって、
他人よりもっと早く手続きを済ませてくれたり、書類不備でも
大目に見てくれるようなことはほとんどない。(p222)
●私にも、韓国人、中国人の友人がいますが、
いずれも愛すべき好人物です。
そうした友人との会話の中で、話題と笑い話のネタとして
活用できる一冊だと思いました。★3つとしました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・日本人のアルバイト学生は最後の最後まできっちりと真面目に
働いていた。・・・ところがわれわれ中国人留学生は「日本人は
ほんとに馬鹿だなあ。・・・ゆっくりとさぼりながらやればいい
ものを・・・」などといって、浅知恵を絞って手抜きばかりしていた。
(p202)
・「立ち上がれ奴隷になりたくない人々よ、血と肉で作られた
良き国、われらに危機が迫った。いまこそ戦うときがきた。
立ち上がれ、立ち上がれ、立ち上がれ!民衆の心を一つにして
敵を倒そう!前進、敵に向かって、前進、前進、前進!」
これは言うまでもなく中国の国歌である。最近になって・・・
歌詞を「奴隷」から「中華民族」に・・・改詞した。(p240)
・中国では魯迅が表現したように、水に溺れた犬であっても
強く鞭打つ性向があり、数千年前に死んだ人までをも攻撃・批判して、
理由さえあればその墓を掘り返し死体を暴いて鞭打つという
過激な行動すら躊躇しない。(p129)
▼引用は、この本からです。
「日本人 中国人 韓国人」金文学、白帝社(2003/11)¥1,470
【私の評価】★★★☆☆:社会人として読むべき一冊です
【関連図書】
「私はいかにして「日本信徒」となったか」呉 善花、PHP研究所
「日本人を冒険する」呉 善花、PHP研究所
「韓国人につけるクスリ」中岡 龍馬、オークラ出版
「スカートの風」呉 善花(お そんふぁ)角川書店
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