宝島社 (2003/07)
売り上げランキング: 10,129

真正面から全力で対応する事。
苦情処理の実録と心構え
読み物としても楽しい【私の評価】 ★★☆☆☆:時間とお金に余裕があればぜひ
■著者紹介・・・川田 茂雄
1945年生まれ。高校卒業後、カメラメーカーに入社。
製造部門、消費者相談室、サービスセンター所長を努め、
数多くのクレームを解決。
2002年に退社し、「クレーム処理研究会」を主催。
企業への指導、講演活動を行っている。
●川田茂雄の職場に「レンズの中にゴミがある」とクレームを言う
若者がやってきました。
大声で乱暴な口でクレームするので、担当者も対応し切れません。
●とりあえず、レンズを預かって調査することとしましたが、
なんと次の週にもやってきて、二時間も大声で文句を言って
帰って行きました。
引き取り書に書いた名前は「みつびしお」と、
怪しいことこのうえもありません。
他の会社にも古いカメラを持っていって、
買い取らせていることもわかりました。
●川田はこの若者は完全なクレーマーと判断し、準備をはじめます。
まず、この顧客の情報と自分が責任を持って対応する旨を、
本社の秘書室、総務部、近くのサービスセンター、お客様相談室、
工場の守衛、自分の上司に連絡します。
さらに、警察の安全生活指導係にも、相談しておきます。
●マイクロレコーダーを準備していると
若者が横柄な態度でやってきました。
川田は、事務的にゴミについての調査結果、
撮影に問題ないこと、社内規格上問題ないことを説明します。
しかし、揚げ足を取る若者は、しつこく文句を言い続けますので、
川田は、「あなたは「みつびしお」さんですね?」
と質問します。
「修理票にはそう書いたな」
「あなたは本当に「みつびしお」さんでしょうね。・・・
何かご自身を証明できるものをお持ちではありませんでしょうか」
と反撃に転じました。
・・・・クレーム対応は難しい・・・・
●クレーム対応の現場の実情がよくわかる一冊でした。
実例が3つとやや少ないものの、
お客様と接する機会の多い人には必読の一冊だと思います。
★2つとしました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・所長名ならいいだろうと簡単に差し出した詫び状が、あとあと
暴力団からみとなったりして、今度は自分の会社の法務担当から
「なんで詫び状なんか出したんだ。何やってるんだ」などと、
いじめられることにもなりかねませんから注意が必要です。(p120)
・回答の作成に当たっては、いかに有能な担当者でも任せっきりは
危険です。また、担当者とその上司二人だけのチェック体制と
いうのもまちがいのもとです。・・・ここは、複数の専門スタッフ
を参加させてチェックすることが重要です。(p216)
・撮影会やインターネットのオフ会などにも積極的に参加して
生の声を拾い上げていく努力をしないと、単に、調査専門会社の
アンケートだけに頼っていたのでは真実はなかなかつかみ得ないのです。
(p183)
▼引用は、この本からです。
「社長を出せ!実録クレームとの死闘」川田 茂雄、宝島社(2003/7)¥1,470
【私の評価】 ★★☆☆☆:時間とお金に余裕があればぜひ
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