「私は戦友になれたかしら」小野田 町枝、清流出版(2002/8)¥1,680

私は戦友になれたかしら―小野田寛郎とブラジルに命をかけた30年
小野田 町枝
清流出版 (2002/08)
売り上げランキング: 8,797
おすすめ度の平均: 5
5 ブラジルでの戦友

【私の評価】★★☆☆☆:時間とお金に余裕があればぜひ


■著者紹介・・・小野田 町枝

 1937年生まれ。高校卒業後、OLを経て、損害保険会社代理店を
 経営。1976年、小野田寛郎と結婚、ブラジルに移住。
 現在は、ブラジルと日本を往復し、ブラジルでは牧場経営、
 日本では小野田自然塾を創設、活動を続けている。

●損害保険会社代理店を経営する37才の町枝さんは、
 フィリピンの山奥で30年間戦い続けた小野田少尉が
 帰国したニュースをテレビで見ていました。

 「この人となら無条件で結婚したい」
 町枝さんは、心にそう思ったのです。

●ところが、ある日、町枝さんが妹とホテルで食事をしていると
 近くの席に小野田少尉がいるではありませんか。

 この日は挨拶程度でしたが、小野田さんと話をすることができました。


●そして、後日、街を歩いていると
 小野田さんとホテルで同席していた人とバッタリ出会い、
 小野田さんのブラジルへの「壮行の集い」に招待されました。
 なんたる偶然!

●それから一年後、町枝さんは「今年はどこに行こうかしら」と
 考えていました。
 町枝さんの趣味は、一人で海外旅行をすることなのです。

 すると、喫茶店で一人のブラジル青年と出会いました。
 ブラジルの話をしていると、ブラジルに移住した小野田さんのことを
 思い出しました。

 そして、町枝さんはブラジルに行くことに決めたのです。
 なんたる偶然!

●そしてブラジルで町枝さんは小野田さんと
 再開し、結婚を約束するのです。

・・・・・・

●その後は、牧場開拓の資金繰りから、開拓のための労働、
 従業員の扱いなど、苦労を重ねながら、
 牧場を作り上げていきました。


●小野田さんの側で、いつも笑顔が印象的な小野田 町枝さんの
 生涯の記録ですが、並々ならぬ苦労と、
 いつも笑顔の精神に感服しました。
 ★2つとします。

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・ブラジルの大地に夢を求めてやって来たはずの移住者にとっては、
  過酷な戦いの連続であったことを聞き、先駆者の苦労の一端を
  知って敬服するばかりだった。(p148)


 ・政府からの百万円の見舞金や全国からよせられた寄付金を
  彼が靖国神社に奉納したことから、「軍国主義復活にくみする行為」
  と批判も受けた。しかし、彼にしてみれば、戦場に散った
  戦友の祀られている神社を国家が護持もせず、祭礼に困っている
  と聞いて奉納したまでのこと(p197)

▼引用は、この本からです。
「私は戦友になれたかしら」
小野田 町枝、清流出版(2002/8)¥1,680
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このページは、本のソムリエが2006年6月22日 07:58に書いたブログ記事です。

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