「志のみ持参」上甲 晃

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志のみ持参 (活学叢書)

【私の評価】 ★★★★★:絶対お薦めです!家宝となるでしょう(93点)


●本日は、私の目を覚ましてくれた一冊です。


●松下政経塾といえば、多くの政治家、実業家を生み出している
 ブランドともいえる私塾ですが、初期の運営では
 とてつもない問題ばかりだったようです。


●昭和五十五年に松下政経塾を開塾したとき、
 九百名もの応募者があり、そのなかから二十三名が選ばれます。


 その選りすぐられた二十三名に対し松下幸之助は、
 塾生に期待する話をしました。


●そしてその話の最後に、松下幸之助

  「・・・二十一世紀の世界、日本を担って立つために、
   明日から毎朝しっかりと努力してほしいことがある」(p73)

 と言ったのです。


 塾生は身を乗り出して、次の言葉を待っていました。


 すると松下幸之助は次のように言いました。


  「明日から、朝、早う起きて、しっかり掃除してくれ」(p74)


●松下政経塾の初年度には、
 企業から来た塾生はほとんどが辞めました。


 その原因が、掃除なのです。


●経営の神様から、経営のコツを教えてもらおうと来てみたら、
 毎朝掃除をちゃんとしなさいと指導されるわけです。


 塾生のなかには、次のようなことを言う人もいたようです。


 「みんなで相談した結果、みんなが掃除はやめとこうかという
  ふうに決まったら、これはやめていいでしょうか」(p84)


 「それは塾長の横暴ではありませんか」(p85)


松下幸之助は、掃除もちゃんとできない人が
 日本の政治の掃除ができるはずがないと考えていたのでしょう。


 一事が万事であるということです。


松下幸之助は、こうした塾生に対し、
 このように言っています。


 ・相談して変えることはものによる。・・・
  この掃除は、みんなで相談をして、相談した結果やるとかやめるとか
  いうもんではない。これは政経塾の方針である。
  この方針に合わなかったら、君が塾をやめてくれ(p85)


●八十五歳も超えた松下幸之助は、こいつらは青二才やなと
 思ったでしょうが、諦めることなく説得しているのです。


●松下幸之助は、何事も、成功するためには自らの意志で
 継続することが大切であることを早朝の掃除で
 伝えたかったのでしょう。


 この本は、まさに松下幸之助の成功の秘密が伝わってくる一冊です。


 ★5つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・お歳暮にナショナルラジオを贈るというときに・・・
  カタログを見せながら言ったら、ひとこと言われました。
  「君、自分で使ったんか」と。(p182)


 ・まず最初に目に見えるものをしっかり磨きなさい。
  それを一生懸命やっているうちに、気がついたら
  目に見えない心も磨かれていますよ(p147)


志のみ持参―松下政経塾十三年の実践録 (活学叢書)
上甲 晃
致知出版社
売り上げランキング: 6315
おすすめ度の平均: 4.5
5 背中を見せて待つこと
4 中間管理職向け?

【私の評価】 ★★★★★:絶対お薦めです!家宝となるでしょう(93点)

■著者紹介・・・上甲 晃

 1941年生まれ。大学卒業後、松下電器産業入社。
 1981年松下政経塾に入職。85年同塾塾頭。
 88年同塾理事・評議員。94年から同塾常務理事・副塾長


■関連書評

a. 「続・志のみ持参」上甲 晃
【私の評価】★★★★★


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